アトピーっ子と市販のお菓子に向き合う3つのヒント

お友達と遊んでいる時やイベントなどでお菓子をいただくことがあります。

アトピーの痒み、炎症を増すといわれる糖分や油(砂糖も気になりますが、甘味料はもっと気になりますね(^▽^;))。

腸を荒らすといわれる小麦、牛乳。

「どうして、世の中にはアトピーを悪化させるようなものがあふれているのだろう。世の中、花粉症やアレルギーも増えているのに…」とため息をついたことは何百回、何千回とありました。

メーカーさんに問い合わせた方がいいこともあります

息子は小麦を食べると蕁麻疹が出ますし、卵・乳を食べると口の周りが赤くなります。

その他アレルギーも多数ある、マルチアレルギーっ子。

洋菓子は難しいけれど「これなら、比較的大丈夫かな」とおはぎを食べさせたことがあります。
が、食べてしばらくすると小麦を食べた時のような蕁麻疹がどんどん出てきました。

原料は割とシンプルで、米、小豆、砂糖、そして酵母のみだったと思います。
「酵母」ってアレルゲン?とグルグル考えて。
製造元にお電話して「小麦」が入っているというお返事をいただいたのでした。

一般的にはアレルゲン表示が別枠で書かれていたりしますから、厳密にされているように見えますが、意外とそうでもないなというのが私の体感です。

リトマス試験紙か?と思ってしまうぐらい敏感に反応する我が子のおかげで知った世界です。

それでも、息子の場合は命に別条がないから「あぁ、何か入っていたんだね」と様子を見ながら対応するのですが、世の中にはそれでは済まない人もいらっしゃって、時々ニュースになったりしますよね。

お店にもメーカーさんにも、アレルギーについての認識を深めていただけたら嬉しいなと思います。
子どもたちが安心して食べられるものが少しでも増えるように、と祈るような思いでメーカーさんにお電話してお伝えすることもあります。
ドキドキしますけど、批判ではなく、お互いよりよい関係を築いていきたいですからね。

「お菓子」ではなく「甘味」なら、どうでしょう?

アトピーが軽快して、幼稚園のおやつなど「このぐらいなら」と特別に食べていいことにしていた時期もありますが、お気持ちだけ頂戴する場面も多くありました。

甘味はホッとする味。
疲れた時、頭をたくさん使った時など、大人だって癒されます。
でも市販品はアレルゲンも添加物も気になるし…と手作りに精を出す方も多いですね。

そうやって手間をかけて作ることに楽しみを見出す人もいれば、そこまで情熱を持てず、妥協して市販品を選ぶ人もいらっしゃるのでは。
市販品は手間もかからないし、持ち運びも手軽ですから、魅力的です。

お店で成分表示とにらめっこして「これなら大丈夫かも」というものを見つけた時の喜び。
「こんなに商品があるのに、どれも必ず何かしら懸念されるものが入ってる」という落胆。

私も一通り経験があります。

マルチアレルギーだから「膨大な商品の中から大丈夫なものを探すよりも、自分で作ったほうが早い」と息子が小さい頃はクッキーやシュークリームなど、せっせと作っていました。

でも、お菓子作りって道具と分量が大事じゃないですか。
ずぼらな私向きではなくて、「何じゃ、こりゃ」な失敗も数々しました(^_^;)

かかりつけ医に「避けた方がいい」と言われるものが増えると、お菓子作りに限界を感じるようになって、オーブンにお任せするだけの焼き芋に、あっさり転向。

非常用に、すぐ出せる干し芋や甘栗を買い置きするのが定番になりました。

「お菓子」というジャンルで頑張ろうとするとしんどいですが、「甘味」というくくりにしてみると、選択肢が広がります。

お菓子よりも干し芋、ドライフルーツなどは割高に感じられますが、その分、ビタミンやミネラルなど栄養も豊富であることを考えたらお得ではないでしょうか?
もちろん、この中にもアレルギーを起こすものもありますから、要注意ではあるのですが。

アトピーっ子は食いしん坊が多いので、一気食いされて「え~、全部食べちゃったのね(T_T)」という思いもわきますけどね。
ものすごく栄養補給を必要としているんでしょうね(^▽^;)

食べてみたい気持ちを認めつつ、今のおいしさを味わう

親としては、我が子が周りの子と同じものを食べられないことを、本人がどう感じているか気になる方も多いでしょう。

そして「何でも食べられる体に産んであげられなかった…」と、罪悪感を抱く方も、中にはいらっしゃるでしょう。

でも、親が思う以上に、子どもはたくましいもので。
うちの息子は「食べてみたい気持ち」で味を想像して楽しんでいるのです。

YouTubeを見ながら「〇〇ってどんな感じなんだろうね?」と言ってみたり。
「おれの代わりに食べて食レポしてよ」と無茶ぶりも。

その一方で「そりゃね、おれだって食べたいよ」と本音を漏らすことも。

でも「かわいそう」と言われるのは心外のようで、怒り出すこともあります。

「食べてみたい」という好奇心は必ずしも、すぐに満たされなくてもいい。
体の準備ができて、いつか食べられるようになる日を楽しみにしながら、今、食べられるものを「おいしいね」と食べる姿は、そのままで「幸せ」じゃないかな、と思うのです。 

ちなみに、うちの幸せの味「焼き芋」はものすごく可能性の塊です(*^^*)

だんだん肌の状態が悪くなってくると、何に反応して悪化しているのか分からなくなってきますよね。
アレルゲンは食べ物だけではありませんし、検査で把握しきれないものもあります。
その子の状態、消化力、運動量によっても変わるから、判断しづらいことも多いのです。

お菓子とのお付き合いの仕方は、ご家庭の数だけ答えがありますから、外に「正解」を求める必要はありません。
そうはいっても「うちはこれでいい」の軸がぶれることもあります。
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