焼き芋屋さんになれるかな⑥〜焼き初め

焼き芋屋さんをやってみたい夫を中心とした我が家の記録「焼き芋屋さんになれるかな」第6回です。

最初から読みたい方はこちらからどうぞ。

焼き芋窯初号機の試し焼きをどこでしようか考えました。
夫の「焼き芋屋さん」への野望を知って、応援してくださっている遊暮働学きらくる村というところがありまして、そこで焼かせていただけるか伺うと快諾していただきました。
ありがとうございます!

というわけで、気温が上がった6月29日の午後。

予想以上に重かった初号機を、2人で車に運び込み、まずは炭をゲットするためホームセンターへ。
何だかとってもお天気がよくて、そして、暑い。もしかして30℃いっちゃった?

「暑いね」と私。
「こんな日に焼き芋を焼くことになるなんて」と夫。
「でも、温度が上がりやすいかもよ」と私。

「ガサガサだ」と落胆した初号機は壊れやすいため、慎重に運転しながら遊暮働学きらくる村へ。

設置

七輪とコンクリートブロックを並べ、その上に初号機をのせるというシンプルな構造。

温度計つきです。

炭をおこして温度が上がるのを待つ

面白いぐらいに温度が上がっていきます。
これ、寒い季節だとどうなんだろう?

このまったりタイムに、夜イベントのために遊暮働学きらくる村の村人さんたちが徐々に集まってきて、おしゃべりしたり、畑で摘んできたイチゴをいただいたり、アトピー談議してみたり。
青空の下、たくさん笑って、気持ちよく過ごしました。
ありがとうございます(*^^*)

お芋投入

120℃ぐらいになってから、お芋投入の指令が出ました。
夫は蓋を持ち上げている人、私、投入する人。

お芋は家にあった紅はるかを全部放出しました。
ホイル巻いたチームと、ホイルなしチーム。

中はこんな感じです。

どうやってお芋を置こうか悩んで、でも「温度が下がるから!」とせかされて、とりあえずこんなふうに置いたのですが、この後、お芋を立てて置いた方がひっくり返しやすいことが分かりました。次回はそうしよう。

この後、温度計を振り切って200℃を超えるたびに、蓋の穴をあけて温度調節。
だんだん焼き芋のにおいがしてきました。
「これはもう少しで焼けるね」
長年、オーブンで焼き芋を焼いてきた私の口からポロっとそんな言葉が出て。

「オーブンだと、どのぐらい焼くの?」と夫に聞かれて
「今日のお芋の太さだったら、予熱なし200℃で60分焼いて、あとは余熱で火を入れるってとこかな」と答えました。

そんなことを口走ったからでしょうか、焼き上がりの判断が私のお役目に…責任重大じゃないか(/ω\)

焼き上がりは…

というわけで、私が「もういいと思う!」と言って割ってみた、夫の焼き芋1号はこちら。

息子好みの「皮との間の空洞」がいい感じにあいてました。

そしてホイルをまいて焼いたもので1本、家に持ち帰ってみたものはこちら。

蜜にまみれていました。
この写真、ちょっと梅干しみたいだけど、焼き芋です。

この日、家で待機していた息子は、父ちゃんが初めて焼いた焼き芋を味わいました。
ホイルをまいたものだったので、息子好みの焼き目がついていなかったのが、ちょっと残念だったようですが、それでも「おいしいよ!」と食べていました。
次はホイルなしかな。

焼き初めしてみて

今回の焼き初めは「大成功」で「楽しかった!」と夫。
(きらくる村の皆さんにも、後日「キラキラしてた」とお褒めいただきました)

七輪の熱が冷めるのを待って車に積み込んでみたら、初号機は焼く前よりも軽くなって、夫が一人で運べるぐらいになっていました。

夫によると、この初号機はあと数回使ったら割れてしまう可能性が高いとのこと。
なので、2号機の構想を既に練り始めています。
「もっと軽く、もっと丈夫に」と。
今度はどんなのになるのか、楽しみです( *´艸`)


やっぱり「よりよくなりたい」は本能で、子どもも大人も同じなんですよね。

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夢は焼き芋屋さん