息子は低カルシウム血症のため、昨年入院したことがあります。
その時のお話にご興味のある方は、こちらもどうぞ。
一昨日、息子の低カルシウム血症の経過観察のため、大学病院へ行ってきました。
血液検査のたびにメイクドラマな息子ですが、今回はいつもより頼もしげ。
ずいぶん、成長したもんだ。
採血の順番が来ると
「横になってやりたい」
「まず血管をチェックしてほしい」
「針を刺す前にカウントダウンしてほしい」
今回の看護師さんとは2回目で、注文の多い息子のことを覚えてくださっていました。
「いくつからカウントダウンすればいい?」と看護師さん。
「3から!」と息子。
コミュニケーションもバッチリ取れて、スムーズに採血できました。
カルシウム値はクリアしたけれど…
いざ診察。
採血と採尿の結果、カルシウム値はクリアできているのだけれど、先生としては、手放しでは喜べない結果のようで。
「うーん…」と言葉を選びながら、説明をしていただきました。
お薬ののみ疲れか、このところお薬をのむのを拒否するようになった息子。
そのために、足りないものを補おうと、体がちょっと無理をして、カルシウム値がこのぐらいになっているということでした。
私「食事で頑張ってみたんですけど、足りませんか?」
先生「このままだと、いずれまた痙攣を起こすかもしれないなぁ。だから、お薬をのんでくれる?」
息子「分かった。のむよ」
息子は、入院はこりごりなので、素直です。
そして、今回も先生からお誘いが。
皮膚科へのお誘い
「皮膚科の受診も考えてみてくださいね」
正直、また来たな、と思ってしまいました。
かつては治療法ジプシーしていましたから、ほかの皮膚科にも、小児科にも、そのほかにもいろいろと行ったことはあります。
「標準治療もしたことがあって、それを経ての今なんです」とお話しても、なかなか理解が得られないのは、息子が先生の前でずっとワシャワシャしまくっているのもあるのでしょう(/ω\)←緊張やストレスでも、こうなりやすいのです。
「こんなに痒がっているんだから…」「何とかしてあげたい」と思われるのも無理はありません。
今は新しいお薬も出ていますしね。
「早く治してあげようよ」「このままでは弊害もあるよ」と、勧めてくださっているのは分かっています。
でも、息子の場合、お薬でかえって痒みを増したり、説明しがたいホラー映画のような症状(アレルギー反応?)を起こしたり、ということがあったので、積極的になれないのです。
息子だけでなく、お薬が合わなかったという声は時々聞かれます。
それは個人的感想だけでなく、かかりつけ医も認めてくださっているのに、ほかの病院に行くとなかなか認めていただけないということがあります。
先日、豊富(とよとみ)温泉でご一緒した方もおっしゃっていました。
とはいえ、そのお薬を必要とされる方も、救われている方も、実際いらっしゃるのを知っていますから、病院やお薬を否定するつもりはありません。
楽になるのは、とても喜ばしいこと。
だからといって、万人に当てはまるわけではないという現実もあるんですよね。
息子本人が「その治療をしてみたい」と望むのであれば、息子の直感を信じて応援するつもりです。
本人にも、そういった選択肢があることは伝えてあります。
息子はもう自分で情報を得られるし、自分で考えられる力もあります。
そして、私や夫に対し「違うと思う」と自分の意見を言えますし、やりたいと思ったことは頑張る子ですから。
目指すところは同じ「肌の修復」だから
大学病院の先生が、大学病院の皮膚科受診を勧めてくださるのは、肌の修復が急務だと考えてくださっているから。
おかげさまで私たちも豊富(とよとみ)温泉での湯治をスタートさせることができました。感謝しております。
先生は豊富温泉をご存じないようでしたが、息子も私たちも短期間の2回の湯治を経て「もっと時間をかければ、肌の修復はできそうだ」と感じています。
今回の血液検査ではアトピーの面からも「まだまだ要改善」という数値でしたが、逆に短期間の湯治ではこんなもんなんだな、ということが分かりました。
肌の修復は目に見えて進んでも、体の中から変わるには、時間が必要ですね。
湯治留学している子たちも、時間をかけて元気になっています。
「最初はずーっと停滞していたのに、ある日ガン!とよくなったんですよ」という子のお話も聞きました。
息子も「今度、いつ豊富に行く?」と言っていたのが、今回の大学病院でのやりとりを経て「豊富に移住するか。それがいいかも」と心が向いてきたよう。
細かい懸念事項はいろいろあるけれど、とりあえず、できることから少しずつ湯治留学体験の準備を進めていきます。
アトピー子育てをしていると、周りとのやりとりでストレスを抱えることは多いですよね。
周りの言動がどうあれ、それをどう受け止めるかは、受け取る側の自由です。
皮膚科受診を勧められるのも、以前の私なら「責められている」と感じたでしょう。
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ご興味のある方は読んでみてくださいね。
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