アトピーの聖地・豊富温泉で湯治③〜2日目

豊富(とよとみ)温泉で初めての湯治シリーズ、初日のお話はこちら。

普段夜型の我が家の男子たちが、初日とても早寝してくれたので、爽やかに朝を迎えられました。

ふれあいセンターへ

のんびりブランチを作って、食べて、お昼前にふれあいセンターへ。

ふれあいセンターには日帰り温泉(湯治用・一般用)と食堂、そして温泉コンシェルジュデスクがあります。

入館にはチケットが必要。

私たちは自販機で8回分の回数券を買い、自販機から出てきた券を窓口に出すと、黄色い8枚綴りの回数券と引き換えてくれました。

窓口の方に「大人3人お願いします」と伝えると、3枚に日付印をポンポンポンとおされ、半券をピリピリッと外されました。

この1枚の券で1人1日2回まで入ることができます。

温泉コンシェルジュデスクへ

湯治用の浴場の前に差し掛かると、独特のにおいが。

これが噂の石油臭か。

そこから左に曲がると突き当たりに一般用の浴場があり、振り返ると階段があって、2階に上がると温泉コンシェルジュデスクがありました。

ホームページを見ると、コンシェルジュさんはたくさんいらっしゃるようですが、この日、私たちが行った時は、女性お2人が迎えてくださいました。

まず、渡された書類に名前や住所、アトピー性皮膚炎発症時期や治療の経緯、服薬内容、肌に塗っているものなどを記入。

それをもとに少々お話した後、豊富温泉の歴史や成分、入り方について教えていただきました。

①アトピーさんは12時以降に温泉に入るのがオススメ。午前中は油分が多く、刺激が強すぎる(乾癬の方は午前中がオススメ)。

②入る前には必ずシャワーで体をきれいに。

③温泉に浸かる時間は短時間から。10〜30分までにする。

④上がる時はシャワーで流すと塩素によって痛みを感じるかも。なので、シャワーではなく、お湯が湧出口から洗面器で汲んだお湯を冷まして、かけ湯して上がる。

共同風呂ゆえ、感染症の危険がないわけではないけれど、きれいなお湯でかけ湯をすれば大丈夫!と教えていただきました。

疲労など免疫力が下がった状態で温泉に入り、感染症にかかってしまった人のお話も読んでいたので、万が一もありうることを覚悟していましたが、対策できることを知って、安心しました。

温泉コンシェルジュさん
温泉コンシェルジュさん

もし、朝、肌がカピカピになっていたら、ニュー温泉閣ホテルさんが朝1時間だけ温泉を開放しているので、そちらへドボンと入れてください!

             

ふれあいセンターがお休みの日も、そちらへ行かれるといいですよ。

          

川湯温泉さんもありますが、猫アレルギーがあるなら、避けたほうがいいですね。

          

この3軒は同じお湯を引いているんです。

私たちが話している間、息子はコンシェルジュデスクの奥にあるトレーニングマシンで、しばし運動。

エアロバイクなど、1日30分使うことができ、軽く運動して汗をかいた後、温泉に入るのがルーティンになっている方もいるのだとか。

息子は憧れのジム体験にテンションが上がったよう。

コンシェルジュデスクでは、豊富町や稚内市のお買い物事情も教えていただいて、湯治生活の楽しみが増えました。

いざ、温泉へ

温泉の入り方を理解できたので、夫と息子は湯治用へ、私は一般用へ、それぞれ入ることにしました。

湯治用は38〜39℃。

一般用は41℃。

温度が違っているだけなそうです。

試しに入ってみた一般用は、私には熱くて、すぐに上がってしまいました。

次回は湯治用に入ろうっと。

石油のにおいは、強烈なものを想像していたせいか、ソフトで、むしろ癒やしに感じました。

油分も、言われてみれば確かに見えるけれど、全くベタベタすることもなく。

タオルも染まったように感じない。

あれ、こんなもんなんだ。

ちょっと拍子抜け。

でも、この後、温泉効果をバンバン感じることになります。

めちゃ眠い。

意外と体力を使うとは聞いていたけれど、これか。

夫と息子も、初回なので10分で上がってきたとのこと。

「女風呂が賑やかだったよ」

「まだ入れそうだったけど上がってきた」

「痛くなかったよ」

湯治用も空いていて、ゆったり入れたようでした。

Wi-Fiが繋がらないおかげで

お宿に戻り、前日からの懸案事項Wi-Fi接続に、夫が取り組んでくれました。

詳しくは…私が理解できていないので説明できないのですが、自宅から持ってきたWi-Fiルーターはここでは使えないらしく。

管理人さんにもご相談。

私たちのお部屋に来てくださった管理人さんは、まず息子に「息子くん、お風呂どうだった?」と声をかけてくださいました。

「気持ちよかったです」と息子。

管理人さんご自身も患者さん。

Wi-Fiを見ながら、思いを語ってくださいました。

こういう方がいらっしゃるから、私たちはこんなに快適に湯治生活を過ごせるんだな、と心からありがたく感じた夜でした。

続きはこちら。


ありのままで安心できる場がある。人はそれだけで楽になりますね。

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