自分の心を喜ばせるとアトピーにも優しくなれる

先月、私が所属している某グループでトラブルがありまして、朝から晩までメールでやりとりをするということをしていました。

私が「むむむ…どうしたものか」と連日難しい顔をしていたので、息子にも「大丈夫?」と心配されました。

心優しい息子に「おれのせい?」と勘違いされるのは嫌だったので「実はお世話になってるお仲間の間でこんなことがあってさ…大丈夫じゃないかもしれない」と弱音を吐きました。息子は「いろいろあるよね」と理解してくれました。

そして「無理するなよ」「休めよ」と言ってもらいました。…男前っ(*^▽^*)←親バカ。

心乱れると、アトピーも嫌っちゃう

実はその「むむむ…」の間、息子のアトピーに対する私の「嫌だな」メーターが、自分でもびっくりするぐらいガンガン振れるようになりました。かつてアトピーと闘っていた頃みたいに、息子が痒がっているのを感知するセンサーも研ぎ澄まされて、イライラが増幅。

でも、「あれ? これ、前の私じゃん。うわ~、そうだ、こんな感じだった〜、やだ~、しんどい〜、ヒィィィ〜(⁠ ⁠≧⁠Д⁠≦⁠)」とも思い、もう一人の私が「これは、チャンスだね。また楽になれるか実験だね」と囁きました。

久しぶりの「アトピーを嫌う」感覚はとても不快でした。こんなのは長いこと抱えてちゃダメだ、と再確認。

全くの別件で心乱され、アトピーを嫌がり、さらに心乱されて負のループへ突入。あぁ、私、グルングルン回ってるわ…。そして、そんな自分がどう脱出するか興味津々。

何をどう思っているのか

まず、私はどんなことを感じているだろうと観察することにしました。アトピーに対して、ではなく勃発したトラブルに対して。

「あの時、こうしておけばよかったな」という後悔。

「本当にあんなこと言ってよかったのか。やっちまったか?」という自分への疑問。

「何で伝わらない? なぜ気付かない?」という他者への不信感は、自分への不信感の裏返し。

…私は自分を信じられなくなっている?

「あぁ、昔もこんなことあった」と過去の経験と結び付けたり、「やっぱり私には無理だわ」と傷付くのを恐れて諦めの境地に至りそうになっていました。

「でも、過去は過去。今は今。今、私は本当はどうしたかった?」

似たような苦い思いをした過去を消化すべく現れたトラブルだったのかもしれません。最後には「同じことを繰り返すまい。変えていこう」と思えました。

決して無理はしない

そんなふうに思いを巡らせていたら、この仲間との繋がりを「絶対壊しちゃいけない」「何とか残したい」という思いを手放してもいいかなと思いました。「壊れるかもしれない」は私の勝手な恐れからくる幻想にすぎず、実際にはそんな簡単に途切れるようなご縁の仲間たちではないな、と。

私は思いを精いっぱい伝えたつもり。エネルギーをだいぶ使ってしまったので、一旦、私はここまで、と線を引いて休ませてもらうことにしました。

そして、ここからまた息子をアトピーごと愛せる状態に回復したいと思いました。今はこの願いを叶えることが最優先。

怒りの噴出

トラブルから一線を引いて離れて安心したら、怒りの感情が遠慮なく湧いてきました。「何で?」「どうして?」と相手を責めたくなっていました。言いたいことを言ったつもりだったけど、まだ湧くんだなぁと思いました。怒りの奥には悲しみがあるもの。その時の私にも奥に悲しみが残っていたんですね。

そんな自分をヨシヨシしながら、そのグループから以前受け取ったたくさんの宝物を思い出していました。すると、ありがた〜い気持ちが湧いてきた一方で「なのに、なぜ?」とまた悲しみが湧いて…

グルグル考えながら、怒りと悲しみを味わってみたんですが、2週間ほどしても落ち着かなくて。これは時間薬だけじゃダメかもしれない。もう一度話したほうがよさそうだなと思いました。

そんな状態でしたから、アトピーとも思うようにうまく向き合えなくて、「アトピー嫌だな」はこの時まだ続いていました。息子、すまん。

「嫌」モードからの切り替え

とりあえず、息子のアトピーと穏やかに向き合いたいんだ、私は。怒りの噴出も一通り味わった後、自分のことに集中することにしました。

「嫌だな」と思う時は、何が嫌なのか、それは本当なのか、必要なのか、自分に聞いてあげます。答えが出ないこともあります。それでもいいから、何度でも聞いてあげます。そのうち、自分だけの答えに出会えます。

あとは、心が喜ぶ好きなことをして、「できた!」と自分を満たして幸せ気分を積み重ねていくのも、大切な切り替えスイッチ。

好きな香りや音で癒やし、幸せなものを見て、食べたいものを食べて、やりたいなとアンテナが立ったことは少しでも叶えてあげたりして。

息子のホームケアも、私が好きな分だけ。

家事も、私の好きな分だけ。

やりたいことを、やりたいように。やらなきゃいけないことはやりたくなるように少々味付けをしながら。

そんなことをしていたら、だんだんエネルギーがたまってきて「あのトラブルに区切りをつけて、前に進もう。今なら話せる」と思うようになりました。

浮上

私が離れている間に収束したかに見えていたトラブルは、水面下でまだ終わっていなかったことが分かったのですが、私はもう頑張らなくていい、もうお任せしていいと思えるようになっていました。あとは皆を信じていればいい。大丈夫。

ずっと低空飛行していた私の気持ちも、ようやく浮上してきて、通常モードに戻り、こうしてブログも書けるようになりました。

自然と、息子のアトピーにも穏やかな気持ちで相対することができるようになりました。

アトピーごと愛せる幸せ

今回の出来事は、アトピーとの向き合い方というのは、子どもの言動や肌の状態に左右されるものではなく、私自身のありようでつくられるのだなということをあらためて体感しました。

以前は肌の状態を見て一喜一憂する日々でしたが、やるべきことよりも、好きなことをして自分を喜ばせてあげられると、どんな状態であっても絶対大丈夫!と思えるようになりました。

心揺さぶられることがあっても、真ん中に戻れる術がある。子どもの状態にも心乱されず穏やかでいられる。

自分の思いを聴いてあげるのは、しあわせなアトピー子育てのお守りですね。


自分を観察する時、自覚ない思い込みで隠れちゃっている「こうしたい」もあるので、最初は分かりづらいかもしれません。でも、そんな「あるある」な思い込みは、私の経験とともに無料メルマガに詳しく書きました。自分の内側を掘ってみたい方は読んでみてくださいね。

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