アトピー子育てがつらい時の3つの対処法

アトピー子育てをしていると、自分のことよりも、子ども優先で、子どものアトピーを治すことが至上命題のように感じられます。
「手元を離れる前に、何とかしてあげたい」
そんな気持ちをお持ちの方も多いでしょう。

頭の中は、常に「子どものこと」「アトピーのこと」でいっぱい。
できる限り情報を集め
「うちの子には何が合うんだろう」
「これならできるかもしれない」
忙しく考えて、迷いながら決断し、不安もありつつ、まずは行動してみる、という繰り返し。

すぐ効果があらわれればいいのですが、なかなかそうはいかないのがアトピーの難しさ。
まじめにやればやるほど、つらくなってしまうことも多々あります。

私も10年間、そんなつらい日々を過ごしてきました。
でも、あまりにもつらすぎて方向転換することを決めました。

方向転換してからは、アトピー子育てに楽しさを感じるようになりました。

今回は、つらいアトピー子育てから、余裕のあるアトピー子育てに舵を切る3つの対処法を具体的にお伝えしますね。

目を閉じて深呼吸する時間を持つ

私たちは心配や不安を抱えていると、緊張状態が続き、無意識に呼吸が浅くなります。

また、子どもや子どもの肌、周りの目など、つい外側に意識を向けがちです。
情報検索も、そうですね。

つらい時というのは、往々にしてこの2つの条件が重なっています。
ですから、逆のことをしてみます。

①目を閉じて、外からの情報を遮断します
②お腹から深ーく息を吐き、すっかり吐ききったら自動的に入ってくる新しい空気の流れを感じます

この目を閉じた状態での深呼吸を、とりあえず5回ほどやってみてください。
できれば、モヤモヤやドロドロしたネガティブな気持ちが、吐く息とともに、すっかり吐き出されていくイメージも重ねてみてください。

外側に向きがちな意識を、自分の内側に戻してあげられます。

目を閉じたことで、何を感じましたか?
お腹から息を吐きながら、何を思いましたか?
新鮮な空気が自分の中に入ってくることを、どのように感じましたか?

気持ちのよい呼吸はリラックスをもたらしてくれます。
自分を緊張状態から解放してあげましょう。

自分なりのエネルギーチャージの方法を持っておく

早く治したい一心で長期間頑張りすぎると、泣きたいのに泣けなくなっちゃうんです。
そして「誰かにお願いするより自分がやった方が楽」な気がして、誰にも頼れなくなり、人知れず燃え尽きる…といったことも起こります。

「もう何もしたくない」
「消えてなくなりたい」
そんなことを思ったことが、私はありました。

それはエネルギーが枯渇してしまっている状態です。
動かなくていいんです。動けないんですから。
まずは、誰にも遠慮せずにゆっくり休むことを、自分に許してあげてください。

あなたは頑張らなくても、そのままそこにいるだけで十分、価値があるのです。

とはいえ、休んでいる間に家事や仕事が滞るのが気がかりで休んでいられない…という方は、周りに
「休みたいから、休ませてほしい。〇〇と△△はやっておいてほしい」
とお願いしましょう。

「お願いする」ことは難しい…と感じてしまう方は、こう考えてみてはいかがでしょう?
「お願いすると、相手に負担をかけてしまうから、申し訳ない」と思い込んでいないでしょうか?
ですから、お願いすることで相手のスキル、レベルを上げるチャンスを与えていると思いましょう。
実際、やり遂げられた相手の自信と喜びにもなりますからね。

そして、一番大切なこと。
休んでいる間に、どうしたらエネルギー充電することができるか自分に聞いてみましょう。

私の場合は、セルフオイルマッサージです。
大好きなアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の浄化法ですね。
呼吸も深まって、自分に深く集中できるので私のエネルギーチャージの鉄板です。

ただ寝転んで、空を流れる雲を眺めながら、ボーっとするのもいいかもしれません。
おいしいものをゆっくり食べに行くのもいいかもしれません。
泣けるドラマを見て、思い切り泣くのもいいかもしれません。
泣くのも、体が緩む方法の一つですからね。

あなたの体が欲しているエネルギーチャージ法は、どんなものでしょう?
1日では足りないかもしれません。
でも、確実にエネルギーがたまっていくのを感じられるはずです。

休めたことで、周りへの感謝も増しますし、「休んでも問題なかった」という経験が「私が頑張らなくても大丈夫」と思わせてくれるので、気持ちが楽になります。

遠慮せずに、休んでみてくださいね。
休んでも、お子さんは大丈夫ですよ。

自分の気持ちを観察する

さまざま情報を検索しては、よさげなものを試し、うまくいかずため息をつく…ということを繰り返す中で、私は「これはもう、何をするかが問題なのではないな」と思うようになりました。

じゃあ、どうすればいい?と考え続け、「子どもの肌を見るのではなく、自分の気持ちを観察する」ということに辿り着きました。

私はアトピーに対して、どう思っているか。
掻きむしりに対して、どう思っているか。
子どもの行動に対して、どう思っているか。

こういった思いは、単体で考えていい単純なものではなくて、ほかのところでの思いも絡み合ってきます。

例えば、夫婦関係、人間関係、病院関係、学校関係…などなど、ほかのところで何かしらモヤモヤがあると、子どものアトピーに対して嫌な気持ちを抱きやすく、逆に、ほかにモヤモヤがなければアトピーにも寛容に対応できるのです。

そりゃ、アトピーは治るに越したことはありませんよ。
でも、すぐ「はい、治りました!」とはいきませんから、どうせなら悲観せず、イライラせず、長ーい目で穏やかに対応したいですよね。

今、かわいい子どもに出ているアトピーにも存在意義があるとしたら?と考えたら、アトピーも含めて大事な子どもじゃないですか。

私は、アトピーごと、子どもを受け入れたいと思い、試行錯誤してきました。
その結果、分かったのは、頭だけで理解し、受け入れるのは無理だということでした(^▽^;)

子どものアトピーを受け入れるには、自分の気持ちをつぶさに見てあげることが必須です。
イライラも、悲しみも、悪いものではありません。
どんな自分にも「いいね!」と言ってあげることで、楽になっていきますよ。

【まとめ】 子どもよりも、アトピーよりも、まず自分

つらい時というのは「何とかできないことを、何とかしようとしている状態」の時に起こります。

私たちは、何とかできることしか、できないのです。

ですから、「できること」と「できないこと」を冷静によく見定める必要があります。

「できること」を一生懸命やったら、一生懸命やった自分に「いいね!」と言ってあげて、あとは心配せずにリラックスして、天にお任せしていればいいのです。

自分のことは、誰よりも自分ができること。
自分を大切にする姿を見せてあげることは、お子さんにとってプラスになるはずです。
我が家も、以前より仲よくなりましたからね(*^▽^*)

自分でできる、自分を大切にする3つの方法はこちらです。

①目を閉じて深呼吸する時間を持つ
②自分なりのエネルギーチャージの方法を持っておく
③自分の気持ちを観察する

ぜひ深呼吸だけでも実践してみてください。
そして「アトピー子育て=つらいもの」という思い込みを外し、背負い込みすぎず、余裕のある子育てを楽しんでくださいね。


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