「痒い」は「痛い」よりつらい?

「痛いのは我慢できるけど、痒いのは我慢できないから大変だね、かわいそうだね」
そんな言葉をかけられることがあります。

ですが、息子曰く「痒いのより痛い方が嫌!」。
いろいろ痛い目に遭ったこともあるはずなんだけど、注射がダントツでナンバーワンらしいです。

「痒い」「痛い」も必要な感覚

痒みや痛みがないのが楽に決まっていますが、「痒い」も「痛い」も生き延びるために必要な感覚。
体の異変に気づけるのは「痒み」「痛み」のおかげ。

私は昔、飲み会で記憶がなくなるほどお酒を飲んで、自宅に帰りついたものの、玄関先で寝ちゃったことがあります。
目がさめたら「あれ?なんか痛い…」。
「なんだ、なんだ?」と痛む箇所を見てみたら「うわ、血まみれじゃん!」。
よくよく見たら傷自体は大したことがなかったのでよかったけれど、「感覚がない」って怖いな…と思ったのでした。

どっちが大変?

痒いのと痛いの、どっちが大変か? 
私は、どっちもどっちだと思うんです。

だけど、よく聞くんですよね。
「痒いほうが我慢できない」「痛みは我慢できる」と。
本当にそうでしょうか?

息子は掻きながらYouTube見て笑ってることもあります。
「助けて~!」というぐらい痒いこともあります。
痛い時だって、こんな感じになりますよね。

感覚の言語化

その痒み、痛みがどんな感じなのか。
どうしたら少しでも緩和されそうか。
自分でできるか。
助けが必要なら、どんなふうに助けてほしいか。

息子には、我慢するのではなく、そういったことも少しずつ言葉にできるようになってほしいと思っています。
いつまでも私がそばにいられるわけでもありません。
周りに伝えることを面倒がらずに、諦めないでほしいな、と。
せっかくの体からのSOSですからね。

感覚があるのは元気な証拠

「痒い」も「痛い」も、感じられていることを喜べばいいのかもしれません。

例えば高熱を出してぐったりしている時。

いつもは強い痒みでジタバタする息子は、本当に具合が悪い時は大人しく寝ていられます。
回復してくると、お約束のようにジタバタが始まって「あぁ、元気になってきたのね」と思います。

あれ、もしや私の中で「息子の元気バロメーター=痒くてジタバタ」の公式ができちゃっている?(^▽^;)

「息子の元気バロメーター=楽しく大笑い」に修正しよう(*’▽’)

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