お魚は、タンパク質だけでなく、カルシウム、鉄、亜鉛などミネラルも豊富。
DHA、EPA、オメガ3…とにかく身体によさげなワードが浮かびますよね。
肌を作ってくれそうだし、炎症もおさめてくれそう!
食べさせたい!
でも、うちの息子のように、食べると痒みを増す可能性もあるのが難しいところ。
今回はアトピーっ子が食べるお魚を選ぶ時の4つの注意点を書いてみますね。
〈その1〉新鮮なのが一番
野菜も、お肉も、お魚も、新鮮なものが栄養価が高く、消化しやすいです。
見切り品は、栄養価も下がっていることが多いのでお安くても、実質的にはお得ではないかも。
特にお魚は鮮度が落ちると痒みや蕁麻疹を起こしやすくなることがありますから、要注意。
新鮮なものを選ぶ目を持つか、自分で釣ってくるのが一番ですね(*^^*)
〈その2〉大きなお魚より、小さいお魚
マグロのように大きなお魚よりも、イワシやシシャモのように丸ごと食べられるお魚がベターといわれますね。
なぜなら、大きなお魚たちは、小さいお魚たちを大量に食べるため、食物連鎖の上にいけばいくほど、お魚の体に水銀など消化されづらいものが濃縮されていくからです。
「じゃあ、大きいお魚を食べてはいけないの?」
いえいえ、大好きで今よく食べていらっしゃるのでしたら、食べる頻度を少し減らしたり、一度に食べる量を減らしてみて、ストレスがないか確認してみてください。
ダイエットと一緒で、無理せず少しずつ「ちょうどいい」を探ってみてください。
小さいお魚は丸ごと食べられて、カルシウムも摂取しやすいのもうれしいですね。
うちの息子はカルシウム不足気味なので、これをおやつにしてカルシウム補給。
息子の幼稚園のおやつとしても馴染みのあった煮干しはビタミンDも含まれているからカルシウムの吸収率もUP!
亜鉛、鉄などミネラルも手軽に取れる優秀なおやつです。
成長期にはカルシウム必須。
アトピーっ子は骨が弱いという説もあります。
タンパク質だけでなく、カルシウムも摂取できる小さいお魚は魅力的ですね。
〈その3〉しっかり消化、吸収できるように
タンパク質は消化に重いのです。
動物性タンパク質であるお魚も、立派な「消化に重い食材」。
せっかく食べても、消化できなければ「体をつくる」どころではなく、未消化物となって体内に蓄積し、体内で腐敗→毒素になってしまう恐れがあります。
ですから、いかに消化しやすいように食べるかは大事。
調理としては、生よりも火を通したほうが消化しやすくなります。
火を通すといっても、揚げ物のように油を大量に使うものは消化に激重になります。
消化しやすい調理法は
蒸す>煮る>焼く>揚げる、生
そして出来たてが一番消化に軽いのです。
また、大根おろしや生姜など薬味は毒消しをしてくれたり、消化を助けてくれます。
ぜひ積極的に加えていきましょう。
そして何より消化しやすくするには、よく噛むこと。
これは食べる本人にしかできないこと。
お魚の人生(魚生?)に思いをはせながら、少なくとも32回噛んで、よく味わえるといいですね。
舌で味わうだけでなく、胃腸が消化、吸収しやすくなるように、調理法と食べ方でアシストしてあげましょう。
〈その4〉アレルギーには要注意
お魚は体にいいけれど、「絶対的にいい」ものではなく、アレルギーを起こす可能性もあるので要注意です。
アレルギーも
①食べて2時間以内に症状が現れる即時型
②2時間以降に症状が現れる遅延型
の大きく分けて2種類があります。
すぐに症状が出ないからといってアレルギーではないとは言い切れません。
また、肌に出なくても喉や消化器官などに症状が出ることもあります。
その時の体調によっても、出方が違うアレルギー症状。
今はなくても、いつか現れる可能性は誰にでもあります。
命に関わるレベルのアレルギーもありますから、その存在を知っておくことは大切です。
お魚に限らず、何にでも言えることですが「なんかおかしいかも」と感じたら、スルーせずに周りに伝えられるよう、お子さんに教えてあげてください。
〈まとめ〉海のミネラルやタンパク質摂取は必要だけれど、うまく吸収されなきゃ意味がない
「〇〇にはこんな栄養を取るといい」
「現代人は、この栄養素が絶対的に足りてない!」
といった情報はあふれています。
昔に比べ、食材の栄養成分が減っているという話もありますが、私たちの体の消化力、吸収力も落ちているのが現状です。
食べ過ぎていたり、排泄する力が弱っていたり、運動不足だったり…
プラスすることも大切ですが、まずうまく消化して排泄できているのか、大人も子どもも「体からのお便り」を確認してみてくださいね。
【関連記事】「体からのお便り」についてのお話はこちら。
心も体も、滞りがあると不調が起こりやすくなります。
子どもの体を理解しようとする前に、まず自分から。
こちらの無料メルマガではそんなお話を書いています。
ご興味がありましたら、ぜひ読んでみてくださいね。
コメント