豊富(とよとみ)温泉で初めての湯治シリーズ、前回のお話はこちら。
先日稚内に行ったのに、豊富町の中心街までは足を踏み入れていなかった私。
冷蔵庫の中が心もとなくなってきたので、この日は買い出しへ。
温泉コンシェルジュデスクでいただいてきた地図を片手に、夫とお買い物へ。
ちなみに夫は一人で豊富町のコンビニ(セイコーマートが2軒あります)に行きまくっていたので、初めての道ではありません。安心。
豊富町内のスーパーへ
地図によるとスーパーは2軒。
そのほかに、温泉に比較的近いホームセンターで食料品、衣料品も多少売られています。
食料品店3軒回っての私の感想は…
「米粉の春巻の皮や、餃子の皮が売られているのは、小麦を避けているアトピー患者さんの需要があってのことかしら」
「ヤリイカが、札幌で買うより大きくて安い。パックから、はみ出てる…」
「なんと、フグが売られてる!」
野菜なども、お店によって品揃えが違っていたので、いろいろと楽しめました。
夏場には、お宿のお隣・湯の杜ぽっけで、地元産のお野菜も並ぶそうなので、もっと楽しみが増えそうです。
今日は温泉に入る!
買い出しを終えて、この日もふれあいセンターへ。
息子も「今日は入るよ!」とやる気満々。
頼もしい。
今日は、どのぐらい入ろうかな。
廊下に置いてあるカゴを持って中へ。
いつもより、棚に収まっているカゴの数が少し多いような。
とはいえ、片手で足りるぐらいの数です。
貴重品ボックスに貴重品を入れて(100円入れて鍵をかけ、鍵を開けると戻ってくるアレです)、服を脱いで、お風呂へ。
すると、大人3人、小さいお子さん2人の計5人がいらっしゃいました。
湯治談議に花が咲く
その中に、千葉県からのベテラン湯治さんがいらっしゃいました。
その方に、地元の方らしきおばさまがインタビュアーのようにいろいろと聞いてくださったので、一緒にお話を伺うことができました。
かつては寝たきりになるほどの重度アトピーだったそう。
治すために体のことを学び、湯治にあちこち通ったそうで
「ここの温泉はアトピー部分に浸透して黒く見えることがある」
「北海道には、ほかにもいい温泉があるよ。天塩川温泉はスベスベになる」
「山梨のラドン温泉もよかった。家族『化粧したの?』って聞かれるくらいだった」
と次々出てくる経験談。
「ここは、今こんなに空いているけど、ゴールデンウィークや、お盆は混むよ。もう、芋洗い状態。行列もできちゃう」
え、マジですか。
「この温泉は、一度に長く入るより、短時間で3回入るとぜんぜん違うの。時間より回数が大事」
回数かぁ…息子は難しそうだなぁ。
でも、お風呂に入らなくても、空気中に成分が混じってると考えたら、ここに滞在しているだけで回数は稼げているかも。
まだまだ続きそうなお話を聞いていたかったけど、長湯もよくないので(私はアトピーじゃないけど、この温泉で長湯すると背中が痒くなる気がする)お先に上がることにしました。
親子で運動
お風呂から上がって大広間に行くと、夫だけで、息子がいませんでした。
「息子は、母ちゃんを探してコンシェルジュデスクに行ったんじゃないかな?」
そっか。かわいい奴め(*^^*)
私がコンシェルジュデスクに向かう途中、見知らぬ女性に声をかけられました。
「あ、お子さん? さっき、お母さんを探しに来てましたよ(^o^)」
「あ、そうだったんですね。ありがとうございます!」
コンシェルジュデスクに着くと、息子は奥でトレーニングしていました。
どうやら「私もやってみたい」と言っていたのを覚えていたらしく、自在にボタンを押して設定して、私にやらせてくれました。
温泉上がりの運動。
更にひと汗かきました。
「10キロ歩けば、何食べても大丈夫らしいよ」
なんて言いながら。
ほかにも握力計や足つぼなど、いろいろ使わせていただいたところで、夫が迎えに来ました。
「今日は女湯が賑やかだったね」と息子。
「そうなの、ベテランさんがいてね、いろいろお話聞いてきちゃった」と私。
「おれは、今日27分入ったよ」と息子。
「気持ちよく入れた?」
「うん」
じゃあ、よかった。
ここで皆さんがおっしゃる「短時間」というのは「10〜30分」のようだし。
息子の体はちゃんと「今日はここまで」と分かっているんだな。
さすが、賢い体。
続きはこちら。
出会いを一つ一つ重ねて、自分はどうかな?と考えて。誰かと同じである必要はなくて、正解は自分の中にあることに気付いたから、焦らずマイペースでいられます。
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