全身を診てくれる歯医者さん

今、お世話になっている歯医者さんに通うようになったのは、息子の上あごが小さいために奥歯の生え変わりがスムーズにいかず、乳歯が割れてきたのがきっかけでした。

「歯並びが悪くなるかも…」

矯正しようとまでは思っていませんでしたが、歯並びが悪いといろいろと弊害が。
虫歯にもなりやすいし、虫歯治療となるとアレルギー問題も関わってきます。
何かできることがないかな…と考えていたら、タイミングよくお友達が
「口の中だけでなく、全身を診てくれる歯医者さんがあるよ」
と通っている歯医者さんを教えてくれたのです。

そこでは歯磨きのしかただけでなく、いろいろと教えていただいています。
今回は歯医者さんに教わったこと+我が家でやっていることをシェアしますね。

舌の位置

初めてこの歯医者さんに行った時「舌が落ちてるね」と言われました。
舌の位置まで把握していなかったので驚いて、息子に聞くと、普段舌先は下の歯についているとのこと(・_・;)

「上の歯の裏につくのがいいんだよ」と歯医者さんに言われて「そうなの!?」と息子。
どうやら姿勢の悪さが影響していたようです。
「食事の間だけでも、姿勢をよくするように」と指導を受けて、一層気を付けることにしました。

以後「舌先の位置は上の歯の裏!」と意識できるようになった息子。
お口の中で大切なのは、歯と歯茎だけではないんですね。 

お口周りのストレッチ

舌の次は口周り。
息子は歯ブラシを噛んでしまう癖があり、歯ブラシがすぐダメになるのが悩みでした。
仕上げ磨きもとてもしづらくて、何でこんなにやりにくいのかと四苦八苦していました。

そこで指摘されたのが口周りの筋肉の硬さ。

体の力が上手に抜くことができていないなぁとは感じていましたが、どうやら口周りもそうだったようです。
私が仕上げ磨きをしようとしても歯ブラシ動かせないのは筋肉の硬さのせいだったのか。

口と歯茎の間に指を入れ、伸ばしていくストレッチの仕方を教えていただいて、歯磨きの後に毎日やるように指導されました。

最初は習慣になっていないので忘れがちだったのですが、習慣にできてからは口周りがどんどんやわらかくなりました。

ほっぺを膨らませることもストレッチになります。
上下の歯茎の外側に空気を入れてあげる感じで動かしてみるのもいいそうですよ。

お腹のマッサージ

息子のアトピーがひどい状態なのを見て、おすすめされたのが腸揉み。
息を吐きながら押し込んでいくようにお腹をマッサージします。

  • 両足をもって揺らしてあげる
  • うつぶせで背中やおしりを左右から揺らしてあげる

といった内臓マッサージと体を緩めることを目的としたホームケアも教えていただきました。
無駄に力が入っていることが多かったのですが、今ではだいぶ力を抜けるようになってきました。
息子はホームケアが大好きで、お腹をマッサージしながら寝てしまうこともあります。

  • 大きな声で歌う
  • 笛を吹く
  • 風船を膨らませる

といったことも提案されました。
残念ながら、これはあまりハマらなかったです(^▽^;)
つまりお腹から大きく息を吐くことが大切なので、痒い時など息を止めがちな時は特に、息を吐くことを意識させるようにしました。

運動

ブランコ、縄跳びなどを勧められました。
実はどちらも息子の苦手分野でした。
ですが、歯医者さんをきっかけに頑張ってできるようになりました。

平熱は36.8度あるのですが、深部体温が低いアトピーっ子。
運動して腸の温度を上げたいと言われました。

乳酸菌の摂取もよいそうです。

ヨガ

ヨガの鋤のポーズも、オススメされました。
逆転(さかさま)のポーズは、下垂した内臓をあるべき位置に戻して動きやすくしてくれます。
首を痛めないよう、よそ見禁止のポーズ。

ちなみに、首や胸、お腹が痒い時はコブラのポーズが息子のお気に入り。
息子によると、痒い部分を刺激して、流れをよくしてあげられるのがいいみたいですね。

内臓マッサージには弓のポーズもよさそう。これでゆらゆら、ゆりかごみたいに揺れて。

歯磨きの仕方

歯磨きの仕方も毎回指導してくださいます。
息子は歯ブラシを噛む癖があったため、こんなものに頼っていた時期もありました。

柄がないタイプが息子のお気に入り。
子どもサイズは本当に小さいらしく、小学生の息子は大人用。
このチューイングブラシも、めちゃくちゃ噛み倒してボロボロにしていました…。
でも、歯ブラシよりは日持ちしたので重宝していました。

でも歯医者さん的にはやっぱり「歯ブラシ」がオススメとのこと。
歯科衛生士さんに教わった磨き方は…

  • 奥から磨く
  • 裏から磨く。裏→表→裏で、表は1回、裏は2回
  • 手鏡を持って口の中を見ながら1本の歯につき20回細かく歯ブラシを動かして磨く
  • フロスも使う

実際に手鏡と歯ブラシを使って、改善ポイントを楽しく優しく教えてもらいました。
「上手になったね~!」と褒められて、息子はご満悦。

歯並びはどうなった?

というわけで、食事中は姿勢を正し、歯磨き後はお口周りのストレッチ。
気が向いた時にお腹のマッサージを習慣化。
できる範囲(できないことも多かった)で努力した2年で、息子の歯並びはどうなったのかというと。

八重歯がだいぶ上にあるけど

高校生ぐらいになったら下りてくるし

心配ないと思うよ

よかった!!

狭くて生えてこられないのでは?
変なところに生えちゃう?
と思われた奥歯も、きちんとおさまりました。

食いしん坊は歯が命。
歯だけではなく、アトピーを含めて診てくださる歯医者さんに感謝です。
そして、こういったお口の中から全身を診てくださる歯医者さんが増えたなら、助かる人が多いだろうなと思うのです。

だんだん全国のそういった歯医者さんの情報が入るようになってきました。
歯医者さんもどんどん変わっていきますよ。

【関連記事】この歯医者さんの治療で麻酔を提案された時のお話はこちら。

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