このブログのサブタイトルにも使わせていただいている「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」。
「何だろう?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不安が小さくなって、幸せを感じやすい持続可能な生き方で、子どもたちに残していきたい考え方でもあるので、ここでご紹介させていただきますね。
遊=暮=働=学
「遊暮働学」という言葉をつくったのは、パーマカルチャー研究所代表で、自給自足の専門家三栗祐己さん。
電気の先生(博士!)で、エネルギー問題について真摯に考え、ご家族でタイのパーマカルチャーファームで過ごした時に「これでいい!」と感じたという三栗さんの「エネルギー問題すべて解決」のカタチが「自給自足」で「パーマカルチャー」で「遊暮働学」。
例えば暮らしの中で
ベランダで野菜を育てて食べたい!というワクワクがわいて=遊
一生懸命育てて←働
うまくいったり、失敗したりを経験しながらスキルアップ←学
といったように、遊=暮=働=学が繋がって存在していること。
野菜を育てることに限らず、自分の好きなこと、才能(当たり前のようにできること)を軸にした暮らしをしていると、自然と余計なエネルギーを使う場面が減っていく…というのです。
人にも地球にも優しく、自分が好きなことで誰かのお役に立てる暮らし方、それが「遊暮働学」です。
私たちの可能性は無限大
三栗さんはアパート暮らしをしている時にパーマカルチャー研究所を立ち上げ、その後井戸を掘り、今の山の中のおうちとご縁ができて、さらに自給自足を深めていらっしゃるわけですが。
私は自給自足とは言えない、いわゆる「消費者暮らし」をしています。
それでも、毎日ご飯は自分たちで作っています。
マルチアレルギーっ子は外食が難しいのでね。
それを「食事の制限」「食べられない」ほうにフォーカスすると、不自由さが増して気持ちが暗くなってしまいます。
でも、マルチアレルギーっ子、アトピーっ子も、実は食べられるものはたくさんあるのです。「皆と同じ」な食べ物にアレルゲンや、炎症・痒みを増しやすいものが多く含まれているだけで。
その食べられるもので「これを組み合わせたらどうだろう?」「もっとシンプルに美味しくできるんじゃない?」と自分で作り出せるようになっていくと…
我が家は外食できないのではなくて、食事の自給をしているんだ、と気分が明るくなるんです。
子どもも自然と素材や調理法などに興味を持つようになってきます。
「遊暮働学」に出会って、より自分でできることはやっていきたいと思うようになりました。
自分ができないことは、夫や息子に聞いてみると意外と解決できたりもしました。
おかげでここ数年は、夫と髪を切り合ったり、家族で協力することが増え、会話も増えました。
ご縁ができて、家族ぐるみのお付き合いができる「遊暮働学」仲間が増え、その優しい世界の中で、安心して「やってみたい」を実現する経験を重ねて「幸せ」と「喜び」を強く感じられるようになりました。
私たちには、ものすごく可能性がある。
いくつになっても、まだまだ伸びしろがある。
私たちも、息子も大丈夫、何とかなる!と信じられ、イライラが減りました。
実は、こうやってブログを書いているのも「遊暮働学」。
暮らしの中で考えたことを書いて、そのアウトプットが学びになって、この経験がどなたかのお役に立てたら嬉しいな、という。
パソコンは苦手なんですが(^▽^;)文章を書くのは割と好きでして。
よく分からないくせに、興味本位であちこち押してみて「うぉっ」と青ざめる今の経験も、いずれ何かの、誰かのお役に立てるようになるのかもしれません。
「遊暮働学」本のご紹介
かつて不安の塊だった私が、自分に対しても、家族に対しても、将来に対しても、不安が小さくなった「遊暮働学」との出会い。
何かと出費がかさみ、不安が大きくなりがちなアトピー子育ての味方にもなってくれる考え方です。
「何となく人生に不安を感じる」という方は、ぜひこちらの本も読んでみてください。
「自給自足」とまではいかなくても、自分でできることが何かしら見えてくると(増えてくると)不安は小さくなっていきますよ。