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我が家のかかりつけクリニックでは3か月に1度のペースで血液検査をします。
2024年、豊富(とよとみ)町に移住した私たち。
お引っ越し直前にも血液検査してきたんですが、移住後に採血した結果も出ました。
豊富温泉について書かれた書籍「豊富温泉 ミライノトウジへ行こう!」では、アトピーで長期(4か月)湯治した方たちのIgE値と好酸球数が、軒並み減少しているデータが紹介されています。
これにならって、息子のIgE値と好酸球数の湯治前〜湯治移住3か月後までの変遷が分かるグラフを作成してみました。
IgE値の変化
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IgEは、アレルギーのもとを見つける役割を持つ抗体で、アレルギー体質だと高い数値になります。
ちなみにアレルギー症状がほとんどない私は10前後、少し痒みが出やすい夫は80~90、息子は「万」の世界。
小学校に入る前までは4桁だったんですが、小学校に入ると5桁になり、ここ数年は3万台が当たり前。
2024年4月と6月の2回、札幌から豊富温泉へ10日~2週間程度の湯治をして、滞在中に肌が回復したものの、札幌に帰って数日で浸出液が出始める…そんなさなかで採血した際のIgE値は4万を超えました。
移動疲れも多少影響したかもしれません。
その後、湯治留学体験して、移住するまでの間、ポリタンクで温泉水を送っていただいて、自宅でプチ湯治しながら過ごし、9月のお引っ越し直前には3万台に。
移住して湯治に連日通い、3か月たった12月には、久しぶりに2万台になりました。
アレルギー検査結果も、ずっとまんべんなく陽性だったのが、陰性になった項目が現れました。
好酸球数の変化
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好酸球は白血球の一種。炎症を起こしている場所に集まり、寄生虫や細菌、真菌(カビ)などを攻撃するんだそうです。
漫画「はたらく細胞」にも「好酸球さん」が出てきて、寄生虫などと闘っていますね。
直近(12月)の検査によると、アレルギーのない私は1%、たまーに蕁麻疹を出す夫は6%、息子は10%という結果になりました。
かつては30%を超えたこともあることを考えると、息子の体の中は平和に近づいているのかも…と希望が持てる数値になりました。
短期の湯治と、長期の湯治の違い
短期の湯治では、見た目は変化したものの、数字には表れなかった成果。
「豊富温泉 ミライノトウジへ行こう!」で紹介されたデータと同じように、長期の湯治だと、本当に数字に表れるんだなぁと思いました。
とはいえ、まだまだ数値は高い。
今後も湯治を続けて、変化を楽しんでいこうと思います。
【関連記事】4万超というIgE値をたたき出して、豊富町への湯治移住に迷いがなくなった時のお話はこちら。
アトピーの治療法にはさまざまありますが、「豊富温泉で湯治する」「湯治しながら暮らす」という選択肢もあることを、もっと多くの人に知っていただけたら嬉しいです。
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