おえかきわーく

おえかきわーくの「わーく」には

①自分の手を動かすワーク
②感情が「わく」
③おえかきする自分に「わくわく」する

の3つの意味を込めて名付けてみました。

怒りも、悲しみも、大切な感情だから

喜怒哀楽、どんな感情も大切なもの。

怒りや悲しみはよくないもの、と思われる方がとても多いのですが。
それは、誰かに思いをぶつけてしまうことを想定されているからでしょうね。
そして、誰かにとがめられたり、自己嫌悪に陥ったり。

後味が悪いことが多いために、そう思われるのではないでしょうか。

けれども、怒りや悲しみにこそ、宝物が眠っています。
誰かにぶつけるのではなく、自分と向き合うきっかけにすることで。

それに有効だとよく言われるのが「瞑想」であったり「話す」ことであったり「書く」こと。

私もいろいろやってみましたが「描く」→「話す」が、とても有効だと思っています。

おえかきわーくに絵心は要りません

ご用意いただくのは

①紙
②鉛筆orペン
③色鉛筆やクレヨンなど色を塗るもの(私のお気に入りは息子のお古、クーピー)

の3点だけです。

「描く」というと「私は絵が苦手で…」という声が聞かれます。

私もです(笑)。

だけど、絵が苦手でも、棒人間は描いたことがあるのではないでしょうか?

私はあります(笑)。

簡単おえかきワークは、〇、線、吹き出しの3つが描ければ大丈夫

アンパンマンを描くよりハードルは低いです。

自己観察が目的ですので、絵心は要りません。

感情に蓋をし過ぎて泣けなくなっている人も、子どもの前では泣かないようにと頑張っている人も、紙の上では号泣できるんです。

人目を気にせず、思う存分、怒ることもできます。
遠慮なくイライラをぶつけることもできます。

それだけで、だいぶ解放されます。

そして出していくうちに「私、こんなことを考えていたんだ!」と自分で自分にびっくりすることも。

でも、「こんなこと…」と青ざめたり、自分を否定しなくていいんです。

どんな感情も安心して出していいんです。

どんな思いにも、奥には愛がありますから、そこを見ましょう。

そんな自分を愛おしんで描くことで、自分を大切にする経験を重ねていくことができます。

色の力もお借りすると、さらに深まります

服の色、カーテンの色、お弁当の彩りなど、私たちは日常生活で色に接することは多いですよね。

色にはさまざまな効用があることは知られていますが、色は目だけではなく、肌でも感じられます。

「色に触れて感じて塗る」という作業は「カラーセラピー」という癒しにもなります。

自分の感情を色にするとどんな色か。

どんな塗り方がしっくりくるか。

言葉だけで感情を表現するよりも、色を使うと、より深く気持ちを出しやすくなります。

触れたり塗ったりしてみると、最初に思っていた色がしっくりこないこともあります。
「うーん…」と悩んで、ほかの色を試してみたら「これだ!」と感情が解放されたりします。

自分の気持ちは、頭でイメージしていたのとは違うことがあります。
実際に自分の手で描くことで、そのギャップに気付けるのです。

おえかきわーくは描くだけではありません

おえかきわーくは描いて終わりではありません。お話もします。

「描く」だけでは、足りないことがあるからです。

でも、「描いた」からこそ、自分の思いがハッキリ見えるようになって、思いを話しやすくなるんですよ。

描いて感じて、見て感じて、話して感じて。

おえかきわーくを通して感じられる自分の内側の変化を、ぜひ味わってみてください。

「おえかきわーく」ができるまで物語

私が何故このおえかきわーくをするようになったのか。

簡単にお話しますね。

講演会やセミナーの内容を、簡単なイラストや言葉を使って視覚的にまとめる(グラフィックレポート=グラレポといいます)趣味がありまして。

例えば、これは大西りつ子さん(親子関係コーディネーター)の無料セミナーのグラレポです。

視覚化すると、ただお話を聴くよりも理解が深まり、発見があるので、描いてSNSなどでシェアしていました。

そのうち、自然と「自分のことも描いてみようかな」と思えて、モヤモヤするたびに描いてみたんですね。

棒人間に髪の毛をつけるだけで、雰囲気が変わります。これは思いを綺麗め、控えめに描いてます(笑)


そしたら、自分のことなのに「あれ、そんなふうに思っていたんだ」と発見があったりしまして。

出てくる思いの量は、その時々でかなり違いました。

でも、どんな時も、ただひたすらに自分の思いと向き合い、途中でやめずに出し続けていくと「あ、呼吸が楽になった」と感じる瞬間が現れます。

ちゃんと自分の内側が教えてくれるんです。

そうしたら、紙の上の自分を、しげしげと眺めて。

眺めていると、だんだん自分の思いの詰まり、凝り、滞りのもとが見えてきました。

「そっか、そうだったのか」

モヤモヤ無限ループ=思い癖に気付けたら、人は修正しようとするんですね。

癖というのは自分で気付きにくいものですが、一度客観視しておくと「あ、またやってるわ、私」と気付くのが早くなりますし、その分、対処しやすくなります。

そんなことが繰り返されて、楽しくなってきて、ご興味のある方にお伝えするようになりました。

おえかきわーくのご感想

今まで体験してくださった方の声をご紹介しますね。

Sさん
Sさん

色を選んで塗ると、気持ちが出てきて驚きました! 私が描いた後、子どもがずっと悩んでいたことを話してくれました。私が自分の気持ちに向き合っていたら、普段気持ちを話してくれない子も一生懸命自分と向き合い話してくれるなんて。「描く」の力、すごい!

Yさん
Yさん

モヤモヤしていたことを書き出すだけでスッキリするし、そこに視覚的要素が入るから、視覚優位な私にとって、より感情が出しやすかったです。

Mさん
Mさん

いつも心の中に感じる焦りに向き合ってみて、毎日を丁寧に過ごしたいという思いも出てきました。今できることをじっくり感じながらやっていきたいなと思いました。絵心はないけど棒人間は描けるので、これからも活用します!

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