焼き芋屋さんをやってみたい夫を中心とした我が家の記録「焼き芋屋さんになれるかな」第4回です。
最初から読みたい方はこちらからどうぞ。
お芋をどうやって焼くか考える
夫が、朝昼晩と焼き芋屋さん関連の動画を熱心に見るようになりました。
例えば、壺焼き芋の壺も、既製品から、植木鉢などを活用し自作したものまでいろいろありまして。
壺以外にも、焼く手段はもちろんたくさんあるので、「どれにしようかな」状態。
だんだん、焼き芋にとどまらない大掛かりな窯作りの動画まで見始めて
「セメントが」
「パーライトが」
などと言い始めました。
せ、セメント…?( ゚д゚ )
夫が何を考えているのか、ほんのり不安を感じる私(もっと夫を信頼しようよ、私)。
問題は、どこで作るかだよなぁ。
えっと…どのぐらいの大きさのものを作るおつもりで?
え、持ち運べるぐらいにするよ。
あ、そうなのね。
…ホッ。
七輪をめぐって
動画を見まくった後、イメージが固まってきたようで
「売られている資材を実際に見てみたい」
と、夫にデートに誘われました。
ホームセンターに入ると、夫はレジャーコーナーへ、まっしぐら。
「セメントを見に行くのかしら」と思っていた私は、よく分からないままついていく。
うーん、ないな…
何を求めて、ここに来たの?
セメントは、きっとあっちだよ。
七輪!
あぁ~、そういうことか!
納得して七輪を一緒に探し始めたけれど、見つからない。
「これは、サービスカウンター案件じゃない? 私、行ってくるわ」
1人張り切ってサービスカウンターに行くと、売り場に七輪がなかった訳が分かりました。
店頭に並ぶのは、お花見シーズンなんですよね。
でも、倉庫にはありますから、出せますよ。
丸型ですか? 角型ですか?
あ、でも、今日は下見なので買わないと思うんですけど。
それでも出していただいちゃっていいんでしょうか…?
はい、大丈夫ですよ〜!
爽やかに対応してくださるお兄さん。
肝心の夫がいない状態で、倉庫から素早く七輪が出されてきて焦りました。
すみません、本人を連れてきます。
ちょっとお待ちくださいね!
店内を捜索して、工具を物色している夫を発見!
経緯を説明すると
「えー、そんなことになっちゃったの?」
という反応をされながら、サービスカウンターへ帰還。
「今、お見せできるのが丸型だけなんですけど」
お兄さんが丸型の七輪を箱から出すと、夫の質問攻めが始まりました。
一通り聞いて「これ、買うか」と夫。
「ホントにいいの? 角型も来月…あと半月で見られるよ? 半月はすぐだよ」と私。
すると、夫は少し考えて
「角型って、サイズどうなんですかね?」と、お兄さんに質問。
お兄さんの説明のおかげで、イメージがつかめたらしい夫は
「また来月、来ます」
と宣言。
お兄さんに感謝してサービスカウンターを後にしました。
「七輪は心臓部だから大事なんだよ。丸型はあまり炭が入らなそうだったもんな」
というわけで、心臓部=七輪は4月半ばにまた見に行くことにしました。
セメントの小袋を探して右往左往
続いてはセメント。
家庭菜園用の土や肥料などが並べられ始めた片隅に、それはありました。
25ℓのが…
…こんなに使う?
使わない(^▽^;)
だよね。
ほかの売り場に小袋があるかも!
探してみたけど、見つかりません。
またサービスカウンターで聞いてみようか?
いや、いい。
ここにはきっとないよ。
それよりパーライトを見に行こう!
パーライトはすぐ見つかりました。
「おぉ、軽いね~!」
パーライトの袋を代わる代わる持って、その軽さに喜ぶ私たち。
(人って、見た目と違う重さ、軽さに驚くと、つい喜んでしまう習性みたいなものがありますよね)
今日はこんなもんでいいかな。
だいたい分かった!
よかった。
妄想は存分に。今、できることを
というわけで、ホームセンターにはまた4月半ばに行くことにしました。
夫は、妄想を膨らませつつ、どこで作業をするか考え始めました。
その一方で豊富(とよとみ)温泉への湯治話が浮上。
湯治に行くと決めて「旅立つ前に修了証をいただけるように」と夫にエンジンがかかりました。
食品衛生責任者の講習は無事、期限内に修了!
夜中に「合格した!」と寝ているところを起こされました(笑)。
夫、おめでとう!
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