月日の経つのは早いもので、豊富(とよとみ)町に移住して、初めての家賃のお支払い日が迫り、慌てて郵便局へ。
しかし町役場から送られてきた納付書を窓口で出してみると
確かに「郵便局で払える」と書いてありますが、この納付書はうちでは扱えないです。
でも、口座引き落としは郵便局でもできます。
今日のお手続きだと、確実に引き落とされるのは11月分からですね。
なので、10月までの分は役場かほかの金融機関でお支払いください。
とのこと。
なので、郵便局で手続きを済ませてから、10月までの分をお支払いしに町役場に行くことに。
ついでに役場で聞きたいことがいろいろあるから、まとめて聞いてこよう。
出納係から始まる町役場窓口巡り
まず出納係の窓口で納付書を出して、家賃のお支払い。
あっさり終わりました。
これで安心して暮らせます。
ホッとして、そのまま奥に進んで建設課へ。
水抜きと灯油について相談しに建設課へ
まずは、ボイラー業者Oさんに教えていただいた水抜き(冬季、留守にする場合水道凍結防止のために必須)について、ご相談。
Oさんにバーッと説明していただいたんですけど、不安がありまして。
Oさんが「役場でマニュアルを作ってくれればいいんだけどな」っておっしゃってたんですけど、そんなことは可能でしょうか?
お部屋の中になかったです?
どこにあるんでしょう?
見当たらなかったんですけど…
すると、職員さんは現物がないところで、水抜き手順をスラスラと丁寧に教えてくださいました。
水抜きのボタンを押して、蛇口を全てひねって水を出して…(略)音が変わるので、分かりますよ。
はい、それは分かるんですけど。
Oさんが下のネジも外すっておっしゃってて。
どこまで外せばいいのか、自信がないです。
あー、そこまでやれれば、完璧ですよね。
ということは、ネジを外さなくても大丈夫ってこと?
でも、お願いすれば、職員さんと日程調整して我が家にいらしていただき、直接レクチャーやマニュアル作成していただくのは可能なようです。
住宅によって、やり方が違うので…課内で共有しますね。
そのうち、お願いすると思いますので、よろしくお願いします。
灯油については決まった業者さんはないので、自分で町内のお店に電話して契約すればOKとのこと。
まぁ、灯油はまだたくさん残っていたから、ゆっくり考えよう。
お仕事の情報収集に商工観光課へ
前回の窓口巡りで、建設課の別の職員さんに
お仕事についてお考えなら、温泉で働くのはどうですか?
もしご興味があれば、商工観光課で聞いてみてください。
とお声をかけていただいていました。
どんなお仕事だろう?と興味津々だったので、商工観光課がある2階まで階段を上がってみました。
商工観光課にはお一人だけ職員さんがいらして、一生懸命机に向かっていました。
何となーく、声をかけそびれて一度廊下に退散。
廊下の掲示板にたくさん貼られている掲示物を眺めてみました。
その中に、小さく「ふれあいセンター、湯の杜ぽっけで働く人募集」というのを見つけました。
「これか!」と再び中へ。
「あの、すみません。今月移住してきたんですけど、建設課で温泉でのお仕事に興味があればこちらに、と伺いまして」
と思い切って声をかけてみると
「あ、あ~、あしださん?」と、いきなりお話が通じた様子。
どうやら教育委員会からも、我が家の状況をお話しいただいていたようで、おかげでサクサクとお話が進みました。
「家庭の事情で今すぐどうこう、とはいかないんですが。これからの選択肢について知っておきたいなと思いまして」
正直にお話して、そこでお仕事について説明していただく中で、豊富温泉のメイン施設「ふれあいセンター」が抱えるもどかしさについて知ることになりました。
ふれあいセンターには事情があった
お話の途中から商工観光課長さんも加わって、さらに詳しくお話を伺うことができました。
2024年4月末から湯治に通い始めた我が家は、ふれあいセンターは
- 10時〜21時まで
- 毎週火曜と隔週木曜と年末年始お休み
と把握していましたが、コロナの大騒動が起きる前は、ず―――――っと
- 朝8時〜21時まで
- 年末年始のみ、お休み
だったのだそう(・o・)
それまで、ほぼ無休でやっていたのに、お休みが増えたことで「残念」とお声をいただくこともありまして。
私たちも、本当はもっと開けたいんです。
まず、火曜日開けたい。
でも、マンパワーが足りていないんですよ。
油分を含む泉質上、メンテナンスが大変だから、お休みが多いのかな?と私は受け止めていたけれど、そうではなかったようです。
確かに、お金と時間をかけて遠方から来て、ふれあいセンターがお休みだったら悲しい。
入り口前で呆然と立ち尽くしちゃう。
うちの息子は温泉に入らなくても、この環境に身を置くだけで、肌が回復していくのを感じられるとはいえ…やっぱりここまで来たからには、温泉に入りたいよねぇ。
傷があってもしみずに癒やしてくれる温泉に。
ふれあいセンターでお仕事するとしたら
ふれあいセンターでのお仕事の内容は、受付とお掃除。
年齢制限はなし(現在、最高齢は75歳)。
早番、遅番のシフト制で送迎付き。
時給は安いけど(いくらだろう? 聞き忘れた)、頑張る人には社保もつけられる。
「働いていただけると、ありがたいです。息子さんも、温泉にお母さんがいたら安心ですよね」
と課長さん。
温泉に入る側だけでは分からない景色が見られそうだなぁ。
温泉や町のお役に立てたら嬉しいし、心惹かれないわけではないけれど、もう少し考えたい。
私は頑張りすぎて疲弊した経験があるから、慎重に。無理せずマイペースで、お役に立てるかどうか。
「いつでもご連絡ください」
お返事はマイペースでよさそうで、安心しました。
温泉で焼き芋屋さんはできる?
商工観光課では、もう一つご相談させていただきました。
「夫には、いずれ叶えたい野望がありまして。焼き芋屋さんを温泉周辺でやることってできますかね?」
「焼き芋! 私、焼き芋好きなんですよ。稚内に古民家を活用した壺焼きの焼き芋屋さんが…」
と稚内の焼き芋屋さんの写真を見せてくださる商工観光課長さん。
あ、ここ、焼き芋シーズンオフのせいか、私たちがまだ中に入れてないお店だ。
こんな感じなんだ(*^^*)
「壺焼き、美味しいですよね~」と私。
そこから、商工観光課のお二人、本領発揮。
「温泉周辺で焼き芋、いいですね」
「店舗販売? 移動販売?」
「店舗なら創業資金の支援もできますよ。10年頑張っていただければ…」
「温泉周辺の空き家は傷みが激しいから難しいかな」
「町なかの物件なら、商工会を通して紹介いただける所が…」
「コンサルもつけられますし…」
一気に流れてくる情報量がすごすぎる。
私一人では受け止めきれていない気がして、もったいない。
いずれ夫も連れてきて、ぜひまた一緒に具体的なお話を!と思いました。
町内のお店事情も教えていただきました。
新しいカフェが増えた一方で、ラーメン屋さんはご高齢のため、3年前に閉店されたそう。
「賑わっているお店もあるので、やり方次第ですよ」
飲食店やドラッグストア、ほかにも町民の皆さんの需要はあるようです。
自分のお店を始めたい方は、ぜひ豊富町にいらっしゃいませ。
大歓迎されますよ(*^^*)
【関連記事】温泉コンシェルジュデスクで豊富町の暮らしやすさについてお聞きした時のお話はこちら。
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