北海道北部にある豊富(とよとみ)町にアトピー湯治移住することにした私たち。
札幌から豊富まで、車で5~6時間かかります。
正直、お引っ越しって疲れるじゃないですか。
つい、頑張っちゃう場面じゃないですか。
今回のお引っ越しでは、いかに頑張りすぎず、楽しくお引っ越しできるかに注力してみました。
「疲れたね~。でも、楽しかったね♪」と思えた、今回の私たちのお引っ越しのポイントを3つご紹介しますね。
ポイント① 急がず焦らず、どうしたいか家族で相談
家族間で思いが交錯しやすいお引っ越し。
だからこそ、連絡や相談は密に。
今回のお引っ越しは、業者さん曰く、札幌で積み込んだ荷物は、翌日午前中以降に新居に搬入することができるとのこと。
「思ったより早く着くのね。よかった」と考えた私に、夫からストップがかかりました。
「おれたちは、翌日午前中に鍵を開けられるのか?」
うっ、私は最短がありがたいと思っていたけど…そうか。
運転するのは夫。
私が独断で決めてはダメだ、と思い直して、夫の意見を聞いてみました。
「荷物を積み込んで、掃除して、管理会社に立ち会いしてもらうでしょ。で、そのまま出発するのは無理だよ。だから、こっちで1泊して、次の日に豊富に行って、役場で鍵をもらって、さらに次の日に搬入してもらった方がいい。中1日あった方がいいよ」
「豊富に着いたら1週間ぐらい湯快宿(いつもお世話になっている湯治宿)に泊まらせてもらって、ゆっくり荷解きするべ。おれたちは若くないんだから」
確かに、今の家に引っ越した時も、すぐにご飯を作ることができなくて、お弁当を買ってきたりしたっけ。
湯快宿なら、すぐに台所が快適に使えて、めっちゃいいかも。
夫の提案に納得して、湯快宿の管理人さんにご相談させていただきました。
すると、ありがたいことに、私たちの希望する日程でお部屋をご用意していただけるとのこと。
よかったー!
こうして、私たちのお引っ越しの日程は
9月9日 札幌の家から荷物搬出、鍵を管理会社に返却。どこかに宿泊。
9月10日 豊富町へ移動、町役場で新居の鍵を受け取る。湯快宿に宿泊。
9月11日 豊富町の新居に荷物搬入。1週間ほど湯快宿に宿泊しながら、無理なく荷解き。
という流れに決まりました。
お引っ越しの形もさまざまです。
家族間で情報や考えを共有しておくことで、イライラは減らせますよ。
ポイント② 分からないことは、さっさと聞いて会話を楽しむ
お引っ越しは手続きするものがたくさんあり、中には、どうしたらよいのか分からないものも出てきます。
これは、一人で悶々と考えたり、調べるよりも、さっさと聞いたほうが早いし確実です。
バーッと説明されても、忘れちゃうこともあるし、ごっちゃになったりもしますから、私は「何かご不明な点は?」と聞かれたら、いくつか確認させていただくようにしました。
話せば話すほど、マニュアルではない、相手の方の味を感じられる瞬間があります。
なんか、ちょっと嬉しくなるんですよね。
この短期間にたくさん手続きする中で、それを感じられると記憶に残りやすいもの。
今回は、何を質問したらいいか、はっきり分からないけど「何となーくでしか理解できてないな…」ということもありまして。
それで、「まだ聞き漏らしがある気がするんですが、何を聞いたらいいのか浮かばなくて。こういう時の『よくある質問』みたいのってあります?」と聞いたことがありました。
ご担当の方が「そうですね…」と答えてくださったのが、「あー、それそれ! それ、知りたかったですー!」の連続で、ぼんやりとしていた道筋が、ハッキリ見えてきました。
分からないことは、何となく不安に思い続けるよりも、遠慮なく聞いたらサクッと解決します。
電話するの、めんどくさーい!と思ったりもするけれど、よく考えたら、ずっと悶々としているほうが、かなりめんどくさいんですよね(^_^;)
今はネットで手続きができるものも増えて、電話回線が混み合って繋がらない…ということはずいぶん減りました。
窓口でも、お電話でも、小さな疑問点を解消しながら、頼れるプロとの会話を楽しめますよ(*^^*)
ポイント③ イメージしてみて、ワクワクするほうを選ぶ
お引っ越し手続きを進めていく中で、「選択」する場面はいくつも出てきます。その「選択肢」をどのぐらい挙げるか、どれを選ぶかは人それぞれ。
私たちも、荷物を搬出した夜、札幌でのお宿はどうするか?を決めかねていました。
近所にあるのはビジネスホテルばかり。
3人で泊まれるところなんてあるのかな?
外食、中食にするしかないのかな。
キャンプみたいにどこかに泊まれたら、自分でご飯を作れるのにな。
「どうするのがワクワクする?」
そんなことを考えていたら、アイディアって降ってくるんですよ(*´∀`)
「きらくる村に泊まらせてもらうのは、どうだろう?」
きらくる村というのは札幌ではなく、恵庭市にあるコミュニティ。
家から車で30〜40分ほどの所にあり、私たちも村人になっています。
多品目の果樹、野菜を無農薬で育てながら、プレハブをいくつか並べて、村人さんたちで音楽や手仕事、ヒーリングなどジャンルを問わず「遊ぶように暮らし、働き、学ぶ」遊暮働学(ゆうぼどうがく)の実験をしている優しく、温かい場所です。
そこで「夜きらくる」と称して開催される、夜の持ち寄りごはん会やキャンプには、私たちは全く参加できていなかったのだけれど。
今回はそれを単独でやっちゃうのも、ありじゃない?と。
晴れたら絶対、星が綺麗に見える。
畑から採れたての野菜でご飯を作れる。
調理道具も、食器もバッチリそろっている。
季節的にも、暑過ぎず寒過ぎずちょうどいい。
これは最高なのでは?
「よくひらめいた、私♪」と、しばらくニヤニヤが止まりませんでした。
夫と息子に伝えてみると、意外にすんなり受け入れられました。
やったー!
早速、きらくる村に問い合わせてみると「村人さんは自由に使ってくれていいですよー!」とご快諾。
嬉しい~!
豊富に向かう前のお楽しみが増えました。
このように、ワクワクする選択肢は、すぐには思いつかなくても、「こうしたいな」が具体的にイメージできてくると、ネット検索しまくらなくてもあっさり見つかることがあります。
私たちの脳には、スマホ以上に素晴らしい検索能力があります(*^^*)
お引っ越しを楽しい思い出に
荷造りをする中で、何年前のか分からない未開封の線香花火が出てきました。
「これ、きらくる村でお泊まりする夜にやれないかな」
そう思って、段ボールではなく、普段使っているリュックに入れました。
湿気っているかもしれないけれど。
きらくる村での夜は、備え付けられているソーラーライトと、持参したろうそくを明かりのメインにしてのんびり過ごしました。
秋の虫の声が心地よい中で、ろうそくを外に出し、風で炎が消えそうになりながら、家族3人、線香花火大会ができました。
花火、湿気ってなかったー\(^o^)/
空の星は、夜が深まるごとに輝きを増して、とても綺麗でした。
鶏さんが夜中の12時過ぎに鳴き始めた時は「もう朝が来たのか?」と少々慌てたけれど(*´∀`)
その後、落ち着いたようで、ゆっくり休むことができました。
夕方、夜、そして出発の朝にかけて、村人さんたちが入れ代わり立ち代わり、お顔を見せてくださいました。
素晴らしい夕焼けと月、そして神々しい朝焼けも見られて。
朝日を浴びながら、調理するのは本当に気持ちよかった。
豊富の「場」もいいけど、この「きらくる村」の「場」も、めっちゃいい。
そう思いながら、出発前に、あらためて深呼吸。
家族3人とも、「楽しかったね!」と幸せを感じながら「行ってきまーす♪」と出発できました。
たくさんの愛を、ありがとうございまーす!
【関連記事】場のよい、きらくる村での今年度の我が家のメイン活動は焼き芋でした(*^^*)
豊富でもできたらいいな♪
場にはエネルギーがあります。
元気になる場、しおしおになる場、イラつきやすい場…など目には見えなくても、私たちは場にも影響を受けています。
アトピーっ子は目に見える形で、その影響を見せてくれているようにも思います。
「この子には、ここが合っているんだな」
「ここはちょっと違うかも」
言葉にしない思いが見えてくることがありますよ。
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