見た目で判断しちゃうこともあるけれど

ゴーヤは熟すと黄色くなります。
緑色のゴーヤを冷蔵庫ではなく、夏の室温にしばらく置いておくと、こうなります。

息子とゴーヤ

息子は緑のゴーヤを食べたことがあります。
なんと、嫌いではありません。
夫より大人な味覚の持ち主です。

ですが、数日前にこの完熟ゴーヤは「食べたくない」と拒否されました。
見慣れないから?

懲りずに再チャレンジ

ここ数日、黄緑色から黄色に変わっていくのを観察し続けたゴーヤを、ついに食べることにしようと思ったのは…
気付いたら、こんなふうに二本指でつぶせる状態になっていて

面白くてペコペコやって遊んでたら、端っこが割れちゃいまして。
隙間から赤い種がのぞいていたので、切ってみることにしました。

種をつまみ食い。やっぱり甘かったです。

スライスして、炒めちゃいます♪

さぁ、前回、全く食べる気がなかった息子は、完熟ゴーヤを食べられるのか?

未知に飛び込むためらい

息子はお皿の中の黄色いゴーヤ(ほぼ人参と同じ色(笑))の存在に気付き、眉間にシワを寄せました。

「無理しなくていいよ」と言うと、ゴーヤを私のごはんの上に、丹念にお引っ越しさせてきました。

地道にゴーヤを選り分ける息子に聞いてみました。

何が嫌? 緑のゴーヤは食べるじゃん。

色が…。

人参さんと、ほぼ同じ色だけど、人参も嫌?

人参は元々こういう色じゃん。

緑のバナナが、黄色くなるみたいに、緑のゴーヤが黄色くなっただけだよ。

むしろ緑のゴーヤなら食べられるんだけどなぁ。

でも、緑のゴーヤより食べやすいよ?

おれ、苦いほうが好きだもん。

ちょっと背中を押してみた

話してみて、ホントに色だけが問題なんだと分かりました。
これはいけるな。

下処理した緑のゴーヤと、今日のゴーヤは同じぐらいの苦味だから、まず食べてみ?

ようやく息子は黄色いゴーヤを少し口に入れました。

あ、おいしいね。大丈夫だ!

でしょ。
よかった!

お代わりしていい?

どうぞ、どうぞ~!

おいしかったー♪
ごちそうさまー!


安心したら、食わず嫌い王から食いしん坊に変身。

息子の思い込みが外れる瞬間を見せてもらいました。

私は緑のゴーヤより黄色のゴーヤが美味しそうに見えたのだけど。
息子と夫は逆だったらしい。
やっぱり人の価値観ってそれぞれなんですね。

価値観が違っているから、こうやって繋がって世界を広げていくのが楽しいのかも。

【関連記事】畑で完熟ゴーヤを初めて見つけて、食べた時のお話はこちら。

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