息子、12歳の誕生日。
目覚めとともに「母ちゃん、鰹節が欲しい」とねだられた。
なんかこれ、前にもあったな。半年ぐらい前だろうか、目覚めとともに「岩海苔が欲しい」とねだられたことを思い出した。
夫によると、昨夜、私が力尽きて寝た後、夜更かし息子はYouTubeで鰹節の勉強をしていたらしい。
そして「おれの誕生日だから、母ちゃんを喜ばせたい」と言っていたそうな。
なんて素敵なことを言ってくれるんだ…とウルッとしながら、リクエストにおこたえして鰹節を購入し「ハッピーバースデー♪」と言いながらプレゼントしてみた。
息子はかつおだしを取りたかったらしい。
と思ったら、かつおだしは私へのプレゼントだと言われた。
「これでおいしい晩ごはんを作ってね♡」「おれの誕生日だし♡」と言って、黄金色のだしをプレゼントされた。
息子の真の目的はかつおだしではなく、出し殻で作るかつおふりかけだったらしい。
「昨日、YouTubeで勉強したんだよね」
「YouTubeの人はみりんとゴマも入れていたけど、しょうゆだけにする」※みりんとゴマは普段から避けてます
「水分が飛ぶと、乾燥していた時のつやが出てくるんだって」
「つや、出てきた!」
「できてから、キッチンバサミで切るんだって」
「こんなもんかな」
ご満悦で食べ始めた。
おにぎり3個食べた後に、さらにごはん(笑)。
息子の体は土井さんのゆきひかりでできている。
お腹も「やりたい」気持ちも満たされた息子は、青竹踏み用の竹を眺めながら呟いた。
「この竹も、かつてタケノコだったんだと思うと感慨深いよね」
竹を見て、タケノコを思う。
うん、12歳も息子らしさ全開だ。
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