アトピー湯治移住㉕豊富町に引っ越して、もうすぐ1年

豊富駅から見える利尻富士

2024年9月10日に豊富町に引っ越してきた私たち。
昨年の今ごろは電気やガスなど、引っ越しの手続きのため電話しまくりでした。

あれから、もうすぐ1年。
息子の足にしぶとく残っていた最後の浸出液放出エリアがなくなりました\(^o^)/

シーツに染みがつかない。
床に浸出液がたれることもない。
触られても大丈夫。
靴下もスルッとはける(←彼は「素足にサンダル」を愛してるので、ほとんどはかないけど)。

今回はそんな息子の様子を書いてみますね。

温泉に入るペースがどんどん緩やかに

「移住して、息子のアトピーがずいぶんよくなりましたよー!」と言うと、温泉にはどのぐらいの頻度で入っているのか、湯治のお仲間によく聞かれます。

うちは「温泉に行くのは日課」というわけではありません。
かなり、ゆるっとした湯治生活です(*^^*)

温泉行く?

行かなーい…

という時は行かないし

ね〜、ね〜、温泉行こうよ(^o^)

やだ!

という時も行かないし、もちろん体調不良の時は行きません。

移住当初は、張り切って毎日入っていたのが(1日1回だけ)、1日おき、2日おき…1週間おきとだんだん間があくようになっていきました。
それには息子なりの考えがありました。

温泉に入らなくても大丈夫か、実験したいんだ(*^^*)

つまり「温泉に入ったり、入らなかったりで体が変わるのか、変わらないのか、じっくり反応を見ながら湯治したい」ということかな、と受け取りました。

自分で人体実験しながら、自分の体の扱い方を知るのは楽しいのです(*^^*)

8月に発熱⇒プツプツ発疹⇒大幅回復

豊富町の夏は他地域に比べると涼しいもので30℃いくか、いかないか…ですが、エアコンがないところが多いので、風通しの悪い室内はちょっとしたサウナになることもあります。

うちは幸い風通しがよく、暑さで「ごはん作りたくない…」「暑くて眠れない…」というのとは無縁で過ごすことができました。

そんな中で、いくらかけ直しても、布団がふっとんだ状態で寝ていることが多い息子は、寝冷えしたのか、お盆に発熱。
プツプツと赤い発疹が額や体に数個出始め…次の日には目の周りにも広がっていて、ちょっと焦りました。
え、ヘルペス?帯状疱疹?と思ったけど、痛みも痒みもない様子。
まぁ、お盆で病院もやっていないだろうし…と様子見することに。

これは何のメッセージだろう?
考えながら、家にあるものでどう対処するか頭を巡らせて、息子と相談。
息子は「こうしてほしい」と希望をちゃんと伝えてくれたので助かりました。
翌日には発疹が小さくなって、数日ですっかりきれいに。

熱は一度下がったと思ったら、また上がる…という数日を過ごし、念のため1週間ぐらい検温を続けました。
せいぜい38.2℃程度までで、それほど高熱になることもなくてよかった。

完全復活したかな?と気付いたら、浸出液大放出していた最後の傷がかさぶたになっていました。
心なしか、身長も伸びたような…。

熱を出すと、体って変わりますね。

温泉に入らなくても、豊富町にいるだけで

体と相談しながら、自分の感覚を大事にしながら、温泉に行ったり、行かなかったりしている息子。

発熱している間、温泉には入りませんでした。
復活した後も、大きなかさぶたができて、かさぶたが全部はがれるまでは温泉に入らない、と彼は決めていました。

アトピーがひどい時は、かさぶたができても、そのかさぶたの下の肌は再生されていないことが多々ありました。
が、今回はちゃんと新しい皮膚ができていました。
10日ぐらい、温泉に入らなくても。

それまで豊富温泉に入っていたことによって、肌の再生を促すエネルギーが体の中にたまっていたのかもしれません。
12月の血液検査の結果からも、数値が改善しているのが分かっていますしね。

あるいは、豊富温泉の成分が町全体の空気中に多少混じっている?なんてこともあるかもしれません。
実際、昨年の4月に初めて湯治に来た時も、温泉に入らず、ただいるだけで、ちょっとずつよくなっているのを目にしたので。

何が奏功したかは分かりませんが、「豊富町」は不思議なところだなーと思います(*^^*)

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