子どものアトピーと病院選び

20代の頃、病気をして転院した経験から、病院によって全く対応が違うことを知った私は、息子の病院選びでとても悩みました。
私の記憶では皮膚科5か所、小児科7か所に行ったことがあります。※お引っ越しもしています。

ほとんどの病院で、ステロイドを含む塗り薬や抗アレルギー薬を出されたのですが、そのたびに私はモヤモヤ。
「内側に問題があって外に出てきているものを、外から抑え込んでも意味がない。抑えてしまったら内側でくすぶり続け、再爆発するだけだ。せっかく何かを知らせてくれているのに、それを抑えていたら、見えなくなってしまうものがあるのではないか」
※考え方も症状も人それぞれです。これは私の場合です。

現在通っているクリニックは、そんな私の考えに近い病院です。

アトピーは、1回病院に行ったら解決!というものではありません。
通院は長期にわたるので、お医者さんの考えと自分の考えが、遠ければとてもストレスになるし、近ければとても心強い味方になります。

たくさんある病院の中から、どの病院を選ぶか、もしくは選ばないか。
病院選びに悩みに悩んだ、我が家の経験を書いてみます。

医師の考えを知る

アトピーと診断されて、アレルギー検査をする病院も、しない病院もあります。
検査をするといっても、どこでも同じ検査をされるわけではなく、どんな検査をするか病院によって異なります。
「アレルギーの血液検査には意味がないよ」というお医者さんもいらっしゃいます。

血液検査をすると一口に言っても、検査項目が決まっている病院(その項目も病院によって違います)、「自分で選んでください」と言われる病院とさまざまです。

ホームページや問診などからも、そのお医者さんの考えはうかがえますが、実際に受診し、お話してみると

  • 検査する・しない
  • どんな検査をするか
  • 何故するか
  • 検査結果を見ての対応
  • アトピーに対する考え

といったことからも違いが出てきます。
ただお話を聞くのではなく、こちらから質問をしてみてもいいですね。
限られた時間ですので、聞いておきたいことをリストアップしたり、自分の考えを言語化しておくと現場で慌てずに済みますよ。

検査結果はどう生かされる?

息子はマルチアレルギーなので、たいていの病院では検査をしても
「この結果を反映しようとすると、あれもこれも食べられなくなる。制限しすぎは成長の妨げになる」
と心配され、あまり食事制限をされることはありませんでした。
ただ小麦、卵、牛乳、甲殻類に関しては、明らかな反応が出ていたので、それだけ気を付けるようにという指導がほとんどでした。

でも、血液検査から分かるのは、食べ物や花粉のアレルギーだけじゃないんですよね。
お腹の中にはびこるカビの状態も分かることを知ったのは、今のクリニックでした。

病院でよくされる「即時型アレルギー検査」に対し、分子栄養学クリニック等で受けられる「遅延型アレルギー検査」というものもあります。
指先から採った少量の血液を米国の検査機関に送り、1か月ほどで結果が届くもの。

実は自分でもできたりします。

高額ですが、息子のように腸の状態が悪いと、結局まんべんなく陽性反応が出るので、受けるなら、今必要かどうか、よく考えた方がいいと思います。

長いお付き合いになるからこそ

我が家も、いろいろな病院に行ってみましたが、雰囲気、待ち時間、考え方、対応、処方されるお薬はさまざまです。
アトピーの通院って結構エネルギーが要りますよね。
どうせ通うなら、納得して楽しく通える病院に通いたい。
時間をかけても、自分の気持ちを確かめながら、選んでくださいね。

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