入院7日目。
医師の皆さんとお互いモヤモヤしながら、でも肯定的意図を感じながら、対話を続けている中、息子のカルシウムの数値が7.9まで上がりました。
今まで朝夕2回のカルシウム点滴が、明日から1回になるそうです。
明日の午後には相部屋にお引っ越しすることになりました。
ビタミンDを増やせるよう、日の当たる窓際のベッドを確保していただいたみたいです。
ありがたい、ありがたい。
本音ダダ漏れ
「帰りたいです」
「ストレスで痒みが増してます」
「まだ我慢大会しなきゃダメですか」
こんなことを言って「この親子、扱いづらいわ」と思われているかもしれないです(笑)。
実は今回、ブログを読んでくださった医療関係者の皆さんから口を揃えて「病院スタッフには遠慮なく頼って。本音を伝えて」とアドバイスをいただいたのです。ありがとうございます!
回復には体からのアプローチだけでなく、メンタルのサポートがとても重要と、皆さんがご経験の中で体感なさっているからこそのアドバイスと感じ、真に受けてありがたく実行しています。
とはいえ、やり過ぎてるかしら。ちょっと心配だけど。
そう考えているんですね
病院スタッフの皆さんは、息子のアトピーがとても気になるみたいです。低カルシウム血症よりも。これが私のモヤモヤのもと。
モヤモヤをためないよう、私と息子の思い、経緯は随時お伝えするようにはしていますが、医療者として「何とかしてあげたい」と思ってくださるのでしょう。
考えてくださることに感謝はしています。ですが、私は息子の体の中に問題があって、それが解決すれば肌はよくなると思っています。肌は最大の排泄器官だから。それは私と夫の学びと、息子を見てきた今までの経験が根拠です。
でも医師は、まず肌をお薬で修復しようというお考え。今、主流の考え方ですし、それで助かっている方もたくさんいらっしゃるのでしょうから否定はしません。
いろいろなケースがあって、いろいろな選択肢があっていいと思います。
医師には「今、入院しているこの時がチャンス」と標準治療を激推しされていますが、私は、外と中、両面からの治療よりも、中からの治療に専念したいと思っています。息子も夫も同じ思いでいます。
だけど、この選択をなかなか認めていただけないことにモヤモヤしています。
モヤモヤしていたけど…認めてもらおう、理解してもらおうとする必要はないかな、と思えてきました。最終決定権は私たちにあるのだし。
夫は、戦いも辞さない勢いでいるけれど(それは心強くはあるけど)、私は戦いは避けたい。だって、医師はよかれと思ってご提案くださっただけ。完全なるご厚意。敵ではない。
「そうお考えなんですね。でも私たちは違います。いろいろお考えくださってありがとうございます」と感謝しながら、前に進んでみようと思います。
よくなってるよ、頑張ってるよ
昨日「まだ治ってないよ」と医師に言われて、息子が悔し泣きをした件。
看護師さんにお話をしたら、医師ご本人がいらして「昨日はごめんね、よくなってるよ。息子くんは頑張ってるよ」と言ってくださいました。
そして冒頭の検査結果を見せてくれたのです。
ステップを1段上がったことが分かり、息子も私も希望を持つことができました。
この1週間、
私「帰りたいです」
医師「無理です」
というやり取りばかりしてきました。
「大丈夫」と思っているのは私たちで、医師の皆さんは「今、帰すのは危険」という見解。息子のことを思って言ってくださっているのに、大変申し訳ないのですが、ずっと通せんぼされているような気分になっていたけれど。
今日の午前中「もう限界です。ストレスでしんどいです」と本音ダダ漏れの私たちに、午後「数値が上がったから、点滴を減らしてみましょう」と退院への一歩を実感させてくださいました。
陰陽、バランス。
敵対はしていないけど平行線の関係かなぁ…なんて思ったけれど、そうではないかも。
意気投合してガーッと進んでいくのではなく、お互いに押したり引いたりしながら進む関係性といいますか。
目的地「息子を元気にしたい」に向かって、連絡し合いながら別ルートを進んでいる別部隊のお仲間のような。
違う視点をくれる存在。
私たちと医師たちはそんな関係なのかもしれないなと感じました。