体に合うもの、合わないものの判別

アレルゲンの可能性がある対象物はたくさんあるのに、アレルギー検査ではほんの一部しか調べられません。

卵、乳、小麦などのようなメジャーどころではなく、検査項目にないけど実はアレルギーでした、というものだってあるはず。

即時型アレルギーで、食べてすぐに体に出るものなら分かりやすいのだけれど、そうでないものは分かりづらい。分かりづらいものが積もり積もると、本当に訳が分からなくて「一体何に反応しているんだい?」という世界になります。

アレルギーっ子はハイオク車

「白身魚ならいいんじゃない?」

「野菜なら大丈夫でしょ」

「これなら、無添加だから」

私は、かつてそう思っていました。

だけど、息子はそうではなかった(⁠。⁠ノ⁠ω⁠\⁠。⁠)

自然由来のものであっても、植物であっても、アレルゲンになり得るのです。

花粉症の人の大部分がその季節を何とかやり過ごしているように、分かりづらいアレルギー反応もやり過ごしながら暮らしていくことができる人もいます。うちの息子の場合は、分かりづらいアレルギー反応が蓄積して、やり過ごせないレベルになっている気がしていました。

本人がハッキリ「これは合わない」と分かるものは、ほんの一握り。

かつて、かかりつけ医に「息子くんはハイオク車なんだよ」と言われました。「食べられないものがたくさんある」と悲観しないように言ってくださった言葉だと思います。ハイオク車にレギュラーガソリンや軽油を入れないように、体に合わないものは入れなければいいという視点は、気持ちを軽くしてくれました。

でも、息子仕様のハイオクガソリンをうまく作れていないんだなぁとも思いまして。毎日痒がっているということは、まだその「合わないもの」たちを把握し切れていないってことだよねぇ…何とか把握したい。息子のエネルギー満タンになるハイオクガソリンを入れられるようになりたい!と思っちゃったんです。

怪しいかもしれないけれど

O(オー)リングテストってご存じですか? 

患者が手の指で輪(O-リング)を作り、診断者も指で輪を作って患者の指の輪を引っ張り、輪が離れるかどうかで診断する。この時、患者の体の異常がある部分を触ったり、患者の空いたほうの手で有害な薬や食物を持つと、患者の指の力が弱まりO-リングが開く、とされる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

私は名前だけは聞いたことがあって、数年前に歯医者さんで体に合う詰め物や麻酔を選ぶためやっていただいたのが初だったのですが。

実際やっていただいてみて、これを自分でもできたら、息子に合う食べ物、合わない食べ物を知ることができるんじゃない?と思ったんです。

が、そんなことが一朝一夕でできるものなら、皆やってる(^▽^;)

「Oリングテストできたらなぁ~」と思って動画でやり方を調べたりしていた矢先、先日かかりつけの歯医者さんが、歯の治療とは別にOリングテストで息子に合う食べ物、合わない食べ物をいつの間にかチェックしてくださっていました。「先生、エスパーなの?」って思っちゃいました(*’▽’)

その結果を聞いて、血液検査とほぼ合致していたものの、ちょっと違う部分もあって。これ、もっと深められないかなぁと思ったのです。

ひとつずつ再確認中

更に思いついて、今、夫の協力を得ながら実験していることがあります。

息子は特別なものを食べさせなくても毎日痒いから、「これ、実は合わないのでは…?」と思いながらも判別しきれていないものがたくさんあったので、グレーゾーンのものも夫と一緒に少しずつ、息子に合う、合わないを再確認している真っ最中です。

すると、血液検査の項目になく、自覚症状もなかったために日常的に食べていたものにNGが出たり、「これはやめといたほうがいいかな」と思っていたのにOKが出たものもたくさんありました。まだ確証は得られていないので(仮)ですけどね。

これから年末年始にかけて、どうしても胃腸に負担がかかる季節。息子仕様のハイオクガソリンを作れるようになりたくて始めた新たな試行錯誤。

しばらく実験を続けてみて息子の体に変化があるか見守ろうと思います。さて、どうなるかな。


食事は、アトピーっ子、アレルギーっ子だけでなく家族全体のもの。息子の食事制限については、夫もモヤモヤを抱えていましたが、今回の実験で夫のモヤモヤも晴れてきたように思っています。

以前の私はすべて自分で抱えて、なかなか夫に相談できない状態でした。昔は何でも話せていたのに、なぜ相談するのに勇気が要るのか、自分でもずっとよく分からなかったのですが、自分で自分を縛る思い込みがつくられていたことに気付きました。今では昔のように何でも話せるようになりました。

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