豊富(とよとみ)町民になると、18歳未満の子どもがいる家庭には、豊富牛乳とヨーグルトが75円引きで購入できる割引券が配布されます。
乳アレっ子がいるので、あまり乳製品は買わない我が家ですが、唯一買う機会があるのは無塩バター。
無塩バターはお菓子作りなどによく使われますが、私はインドの伝統医学・アーユルヴェーダで最高の油といわれるギーを作るために使います。
豊富町に引っ越してきて、せっかくだからギーを豊富牛乳の無塩バターで作りたいと思い立ちました。
が、どのバター売り場を見てみても豊富牛乳の無塩バターは見当たらず、別メーカーさんのが置いてある…
町で割引券を配布するほど、豊富牛乳推しなのに?
あ、でも割引対象リストに無塩バターはない…もしかして、作ってないの?(・_・;)
疑問に思ったので、調べてみました。
豊富牛乳公社さんのホームページをチェック
豊富牛乳公社さんは、うちの近所にあります。
直接話を聞きに行った方が早そうだけれど、いきなり突撃するのはさすがにご迷惑。
ということで、まずはホームページをチェック。
すると、こんなことが書いてありました。
生クリーム、バター(食塩不使用) ※業務用
成分調整牛乳と低脂肪牛乳の製造工程から発生する乳脂肪分を、風味を損なわないよう保持殺菌で処理して、生クリームを製造しています。また、伝統的な製法であるチャーン(メタルチャーン)で、食塩不使用のバターを製造しています。
生クリーム・食塩不使用バター共に、アイスクリーム・デザート・飲料等の原料として使用されており、その風味豊かなおいしさは、広く好評をいただいています。
「業務用」だけど、無塩バターは存在しました!!\(^o^)/
豊富牛乳公社さんにお電話
あとは直接聞いてみないことには、どうにも前に進めません。
ドキドキしながら、ダメもとでお電話。
豊富牛乳の無塩バターが欲しくて、探してみたんですけど、お店では売られていませんよね。
それでホームページを拝見したら業務用があることを知りまして。
私は個人ですが、家族と将来お店もできないか模索中です。
何とか無塩バターを買わせていただくことはできないでしょうか?
そんな突然のお電話に、Aさんが対応してくださいました。
個人の方には売っていなくて、卸のみなんですよね。
卸の方も、新規の取り扱いはできないのが現状です。
ちなみにどんなものを作られるご予定なのでしょうか。
そうなんですね、残念です(T_T)
先月、豊富町に引っ越してきたものですから、ぜひ豊富牛乳の無塩バターでギーを作りたいと思ったんですが。
あ、町内の方でしたか。
…それはどういったものですか?
はい。ご近所です。
ギーはインドで使われる油なんですけど…(以下省略)
そんなお話をしていたら、Aさんが希望の光が差すようなアドバイスをくださいました。
もしかしたら宗谷米穀「そうべい」さんで売ってくださるかもしれません。
聞いてみないと分からないですけどね。
そちらにご相談なさってみてください。
…!!!
ありがとうございます!
「そうべい」さんにお電話
まずは「そうべい」さんを検索してみました。
稚内にあるお店で、北海道産のお米や北海道グルメの冷凍食品を販売していらっしゃるようです。
ホームページ上では、豊富牛乳の無塩バターは見当たりません。
お店に直接伺うことも考えましたが、思い切ってお電話してみました。
豊富牛乳公社さんに無塩バターを買うことができないか、ご相談したら「もしかしたら、そうべいさんで売ってくださるかも」とアドバイスいただきまして(以下省略)
うーん、うちは稚内市内のお菓子屋さんとかに卸しているんですよね。
小売りはしていないんです。
そっか、やっぱりダメかなぁ。
そのうちお店をやれたらな、と思っているんですが、今すぐは無理で。
まずは自家用に使えたらと思っているんですけど、そんな感じでもダメですかね。
ちょっと食い下がってみました。
すると、「ちょっとお待ちくださいね」と保留にされました。
あら、どなたかにご相談しに行かれたのかな?と思いながら待機。
しばらくすると…
お売りできますよ。
…!!!
ついに、豊富牛乳の無塩バターゲットへの道が開かれた!?
「業務用」のハードル出現
ここでようやく「そうべい」さんと豊富牛乳公社さんから業務用豊富牛乳無塩バターに関する具体的なお話を伺うことができました。
そのなかで正直「ヤバイかも…」と思ったのが
- 最小単位は10キロ(段ボール梱包、35センチ×25センチ×14センチ)
- 冷凍保存(期限は冷凍で1年、解凍後1週間)
ということ。
我が家の冷凍庫はあまり物が入っていないので、保存は何とかなるかもしれない。
ギーにしてしまえば、保存の心配はあまりしなくていい。
でも、冷凍のバターをどうやって小分けにして保存したらいいんだろう?
一気に10キロの無塩バターでギーを作るのは、鍋的にも労力的にも無理だ。
10キロということで、諦める方もいらっしゃいますよ。
なるほど。
私、試されてるんだな。
小分け作戦、練ります。
【関連記事】ギーについてのお話はこちら。
断られるかもしれないけれど、その時はその時。
「本当はこうしたかったのにな」と思いを燻らせるよりも、とりあえず聞いてみるようにしています。
以前は、アトピー子育てで「諦める」が日常になっていました。
子どもも、私も「どうせ…」という心持ちでいた時期。
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