宇宙大好き、星大好きな夫が
「彗星はレアだから、これを逃すと一生見られないかもしれない。絶対見ておいた方がいい」
と言うので、日が暮れる前に宮の台展望台へ。
彗星の前に、キツネ登場
車を降りると、夫が挨拶していた相手はキツネでした。
この子が人懐こくて、私の後を追ってくるのです。
こちらから近づこうとすると、素早く逃げるんですけどね。
そのしぐさがかわいくて、動画を撮ったつもりが…全く撮れていなかった(T_T)
彗星の前に、空の色と利尻富士を堪能
私たちのほかにも、彗星を観に来た方がいらっしゃいました。
仙台からいらしたという、既にカメラも完璧にスタンバイ済みの方に彗星について聞いてみると、17時40分ぐらいから60分ほどの間、利尻富士の左側で見られるとのこと。
「1週間ぐらい見えるんだけど、明るく見えるのは、今日、明日だよ」
そうなんだ! 見えるといいなぁ。
16時49分の空。
16時54分の空。
17時20分の空。
空の色の変化が、毎度たまらない。
もし彗星が見えなくても、十分景色を堪能したので、来てよかった(*´▽`*)
いよいよ真打ち、彗星登場
だいぶ暗く、寒くなってきて、家族でおしくらまんじゅうして体を温めたりしながら、星探し。
夫は星を見つけるのが、とても得意です。
誰よりも早く一番星を見つけて、金星、一等星、二等星…と説明してくれた後
「あ、あった! すごいよ、こんなにしっぽが長いんだ!」
感動の声を上げ、指をさして教えてくれました。
でも私には、残念ながら見えない。
どう目を凝らしても見えないけれど、そこに彗星はあるらしい。
夫によると、2.5等星ぐらいの明るさとのこと。
星を探していると、1等星の明るさにどうしても目が行ってしまう。
もっと暗くなるのを待つしかないかなぁ。
そう思っていたら、近くで撮影していらしたお兄さんが「このカメラで見られますよ!」と声をかけてくださいました。
お言葉に甘えて見せていただくと…
おぉ、確かに右下に流れる彗星の画像が。
「これですか! ありがとうございます!」
あらためて空を眺めてみると、暗くなってきたせいか、モヤモヤ~ッとしたしっぽが私にも分かるようになってきました。
「あれか!」
「あれだよ。長いだろ?しっぽ」
そうか、星が好きな人たちは、今、彗星のこのしっぽの長さに価値を感じているんだな。
なるほど!
私は星に対して
「暗い星は見えなくて残念(>_<)」
「明るく輝く星は見えやすくていい(*’▽’)」
という価値観を自覚なく持っていたかも。
「明るさ」ではなく「しっぽの長さ」。
別のものさしを得てみたら、今日見られた彗星の価値がよく分かりました。
「分かっているようで、実は分かっていない価値」って、ほかにもいろいろありそう。
もっと分かりたいなぁ。
【関連記事】家族間の価値観の違い、思い込みのお話はこちらにも。
人の数だけ価値観が違うから、子どものアトピーや子育てについても、いろいろな意見があるのは当然なんですよね。
その中で、自分たちは何を選んでいくか、どうしたいかを見失わないようにしたいなと思っています。
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