本や動画を見たり、ネット検索すればすぐにいろいろと出てくるアトピー情報、子育て情報。
調べて「なるほど」と思うような情報をすぐ得られるのは、とてもありがたいのですが、情報がありすぎて混乱することもありますよね。
情報がない時代に比べたら、ぜいたくな悩みなのでしょうが、情報の海に溺れているようで、苦しく感じられることはないでしょうか。
無数にある情報の中から、自分の考えと、その時の状況に合わせて取捨選択していくのは、エネルギーがものすごく要ります。
中には、不安をあおるような情報だったり、批判だったり、目にしてつらくなるようなものもありますからね。
情報収集することで、安心できるのならよいのですが、疲れてしまったり、不安になっているのであれば、情報との付き合い方を変えてみた方がいいかもしれません。
新しい情報を遮断し、既に得た情報を消化する
私たちはインプット過多になりがちです。
わんこそばのように、次々に情報を入れるだけでは苦しくなります。
食べ物も、情報も、気持ちも、ゆっくりと消化する時間が必要です。
消化できないと、どんな素晴らしい知識や情報でも毒素になりかねません。
消化するにはどうするか?
まず、新しい情報を入れるのはストップしましょう。
今ある情報を消化するのが先決ですからね。
自覚している以上に、結構な量になっていると思われます。
インプットの対語は、アウトプットです。
学校でも、知識をインプットした後はテストをしたり、発表をしたり、学んだことを外に出して表現しますよね。
情報は丸呑みせずに、自分なりによく咀嚼し、消化できると、余白ができて新しい情報が入るスペースができます。
咀嚼する方法も人それぞれのやり方があるのでしょうが、ご参考までに、私の場合はこんな感じです。
①どう思ったか?(善悪や正誤の判断ではなく、自分にしっくりくるかどうか)
②どんなことを受け取るか?
③どんなことを受け取らないか?
などといったことを自分に聞きます。
アトピーや子育てに限らないことですが、さまざまな考え方があるのは素敵なことです。
共通する思いも、意見が分かれる部分も把握し、咀嚼することで、自分の価値観の輪郭がハッキリしてきます。
そうやって、少しずつ自分の「立ち位置」のようなものが分かってくると、自分はどうしたいのかも見えてきます。
どんな情報もありがたいものです。
せっかくご縁があって得られた情報は、消化不良を起こさないよう、咀嚼して身にしたいですね。
余白ができると、必要な情報は向こうからやってくる
さまざまな情報がある中で
「私の選択が、子どものアトピー悪化に繋がったらどうしよう…」
と、不安になることもありますよね。
不安な時こそ「よさそうな方法」「正解」を追い求めたくなります。
少しでも「これで大丈夫」と安心したいからです。
それで、検索沼にハマって、結局「どうすればいいの?」と不安を増してしまうことも…。
アトピーや子育てに「方法」や「正解」を求める方が多いですが、それでは苦しくなりやすく限界がある、というのが私の実感です。
かつて私も「方法」「正解」を求めて「もう何もしたくない」ところまで行きました。
もう十分だと、体がメッセージをくれたんですね。
そのメッセージに素直に従って、アトピーや子育てについての情報を検索することを手放しました。
すると、ですね。
それまで検索に費やしていた時間と労力が温存されることになりますよね。
好きなことをする時間が増えました。
エネルギーが戻ってきて、気持ちに余裕ができました。
どんな時も、できるだけ「心地よくいられること」を優先して
「何を思っているのか」
「どうしたいのか」
「どうなりたいのか」
自分の気持ちと向き合い、穏やかに落ち着いてくると、子どもも、アトピーも「今はこうだけど、そのうち大丈夫になるわ」と思えてきました。
そうやって、のんびり構えるようになったら、検索しなくても、情報収集しなくても「え、うちの子のために⁉」と思うような、ありがたい情報が次々にもたらされるようになりました。
不思議に思われるかもしれませんが、本当のお話。
おかげさまで、自分に合うものはどれか、取捨選択する労力はいらなくなり、省エネできるようになりました。
だから、情報収集がしんどいなら、手放しても大丈夫ですよ。
「私はどうしたいのか」
「子ども本人はどうしたいのか」
問い続ければ、いずれ自分だけの答えが出ます。
誰にでも、その答えを出す力はありますよ。
情報を求めてばかりいた頃は、自分の苦しさのもとがよく分かっておらず「このアトピーさえよくなれば、私の悩みはなくなる!」とまで思っていました。
でも、そうじゃなかったんです。
無料メルマガ「アトピーと闘わない子育て」では、アトピー子育てをする中で、陥りがちな思い込みを外すヒントをお伝えしています。
ご興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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