春の新生活が不安なアトピーっ子と親の緊張を緩める5つの考え方

春は、アトピーっ子にとっても、親にとっても、心と体に負担がかかりやすい季節です。
「春の新生活、大丈夫かな…ちゃんとやっていけるかな…」
そんな不安を抱えているのは、きっとあなただけじゃありません。

入園・入学・進級など、新しいことがいっぺんに始まる春。
今回は、そんな春の緊張を少し緩める「5つの考え方」をご紹介します。

1.春は心と体が重くなりやすい季節

実は、春は体も心も重くなりやすい季節です。

冷えやむくみ、頑なになったり、気持ちが落ち込みやすい。
動きださなきゃいけないのに、起きたくない、動きたくない。

春眠、暁を覚えず、です。

なので、「ちゃんとやらなきゃ」と思いながらも、思ったようにできないのは個人の問題ではなく、季節のエネルギーが、私たちに影響を与えているんだから、しょうがない部分もあるのです。

新年度の変化という刺激は、その重さを軽くしてくれるスパイスのようなもの。

重くなった心と体に、食べ物で対応することもできますが、生活の変化によっても軽さを取り戻していくことができるのです。

生活の変化。
関わる人の変化。

もしかしたら対応しきれず、周りからアドバイスも届いて混乱することもあるかもしれません。
それでも、自分たちはどうしたいのか、どうしていきたいのかを一番大切に。
「正解」は人の数だけあるから。

適する変化のレベルも、人それぞれですから「皆できているんだから」と頑張りすぎなくてもいい。ダメ出ししなくていい。

自分がどんな刺激を受けて、動けたか、に意識を向けていきましょう。
少しでも動けたことに拍手して、褒めちぎっておきましょう。

2. 「完璧」よりも「快適」を優先する

「しっかりしなきゃ」
「頑張らなきゃ」
春は肩に力が入っちゃうことがあります。

でも、人は完璧であろうとすると、大人も、子どもも、疲れてしまいます。
持続可能ではなくなっちゃいますよね。

アトピーっ子には、アトピーっ子のペースがあります。
のんびりしているように見えても、頭の中は大忙し…といったことはよくある話で、外から見ただけでは分からない、それぞれの事情があります。

だからこそ、親子とも「完璧」であろうとするよりも「快適」であろうとする「ゆるみ」「余裕」が必要です。

幼稚園や学校は「〇〇しなきゃ」と思いがちですが、思い切って相談してみると、柔軟に対応していただけることも多々あります。
頑張りすぎないで「ちょうどいい」を探ってみてくださいね。

3. 「いつものごはん」もお守りに

新生活が始まると

  • 幼稚園や学校に向かう前の朝ごはん
  • 慣れない味の給食
  • 教室の中で食べるお弁当

ちょっと緊張した中で食事をすることになります。
そんな状態で食べるごはんは、あまり消化にいいとは言えません。
そんな時は、見慣れた、食べ慣れたいつものごはんで安心感が増すこともあります。

例えば、うちの息子はマルチアレルギーっ子ゆえ、小1の頃、給食でも代替食を多数持って行っていました。
「お弁当がいい」と何度か言われたんですが、ほぼお弁当みたいなものじゃないか…と意に介さずにいました。

今思うと、なぜ私は給食にこだわっていたのか、なぜ給食メニューに合わせて息子仕様の代替食を作っていたのかと思いますが、当時は皆が食べているものにできるだけ合わせ、いろいろ食べる経験をするのがいいと思っていたんですよね。
これについては、さまざまご意見があると思いますが、今はそれをお伝えしたいのではなくて。

息子はあの時、学校の机の上に、代替食ではなく、見慣れたお弁当という「安心感」を置きたかったのかもしれないな、と思うのです。
お弁当作りも大変ですけどね(^▽^;)
いつものごはんが、お守りになることもあるみたいです。

4. 新生活を楽しんでいる姿をイメージ

心配する時って
「ああなったらどうしよう」
「こうなったらどうしよう」
と起きてほしくないことをイメージして右往左往しちゃうんですよね。
そして「どうすればいい?」と頭を抱えるわけですが。

冷静になってください。
それ、まだ起きていないことです。
このまま起きない可能性も大です。

過去に同じような経験はあるかもしれませんが、過去は過去です。
スッパリ切り離してくださいね。
子どもは日々、成長していて、あの頃とは違うんですから。

私たちはよく、渦巻く不安という幻に心を揺さぶられちゃうんですけど、それは生存本能。
決してネガティブな人間だからではなく(*^^*)
そんな慎重さも大切ですよ。
でも「それは今、起きていることなの?」と落ち着きましょう。

新生活に対し、多かれ少なかれ希望はあるはず。
それを不安で押しつぶさずに、大きく広げてあげてください。
「今が楽しくてしょうがない」キラキラ輝くアトピーっ子をイメージしてあげてくださいね。

5. 大人も自分の好きなことに没頭していい

新生活はやることが多いうえに、子どものことまで心配すると、頭の中はずーっと大忙しですよね。
それも愛ゆえ(*^^*)
子どもも、大人も、心配されるのが嬉しいこともあるけれど(風邪ひいて具合が悪い時とか)。

誤解を恐れずに言うと、あれやこれや心配してしまうのは「暇だから」ともいいます。
なので、そんな時は後回しにしていた好きなことに没頭してみましょう。
心配が小さくなって、達成感と充実感が増しますよ。

本を読む、手仕事をする、ヨガをする、誰かとおしゃべりする…
好きなことをして親がリラックスできる時間が増えると、アトピーっ子にも、その波動は伝わります。

おわりに

新しい季節の始まりは、誰だって緊張するもの。
でも、不安を小さく、和らげることはできます。

①春は体と心が重くなりやすい、と知る
②「完璧」よりも「快適」を基準に
③「いつものごはん」もお守りに
④新生活を楽しんでいる姿をイメージ
⑤大人も自分の好きなことに没頭していい

この5つの考え方の中から、どれかできそうなもの1つだけでも、ゆるっと取り入れてみてくださいね。

【関連記事】「やらなきゃ」で動くと、しんどくなりがち、というお話はこちらに書いています。

「ピカピカの1年生」という言葉がありますが、人って、成長期も、転換期も、年齢とは関係なく、ふと訪れるものだと思うのです。

食べ物のこと。

お掃除やお洗濯のこと。

病院や学校のこと。

家族のこと。

「これでいいのかな…」としんどくなりがちなアトピー子育て。

その不安の根っこが、少しでもやわらぐように。

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