3度目の湯治は17泊で、過去2回の湯治より1週間ほど長い滞在でした。
豊富温泉の推奨湯治期間は2週間以上とされています。
2週間以上と2週間以下では本当に違うのか?
我が家の場合について書いてみます。
10日は長いようであっという間
過去2回の湯治は、10日ほどでした。
湯治初心者としては長めの期間設定と言ってもいいのではないかと思います。
でも、私たちの体感としては、この10日があっという間なんです。
個人差はあると思いますが。
10日で改善が見られなかったわけでは決してなく、毎回「よくなったよね」と言いながら帰るんですけど。
今回17泊してみたら、やはり10日目までは本当にあっという間。
そこから、更にあと1週間過ごせるのが嬉しかったです。
その1週間によって、肌の回復、メンタルの回復ともに大きく感じられました。
「豊富温泉の効能は、温泉6割、環境4割」なんだそうです。
この空気、落ち着き、心地よさは、確かに一朝一夕で得られるものではない貴重なものと思います。
そんな環境からの効能も十分に受けられるには、2週間以上の時間があるといい、ということもあるかもしれません。
頑固だった脚のアトピーが…
息子の脚のアトピーはなかなかに手強い部類。
それが今回初めて、本人が「すべすべだよ。触ってみて!」というぐらい回復を見せました。
硬いところをもみほぐしていくと、温泉効果も加わってか、やわらかくなるところもありました。
「足首を回してほしい」と毎日リクエストされるのですが、その回り具合が変わっていきました。
アトピーっ子は無意識に体を硬くします。
力を抜き、リラックスすることが難しくなっていることがあります。
だから、びっくりするほど「ま、回らない…」ということがあるのですが、湯治を重ねるごとに回りやすくなりました。
豊富温泉は保湿、抗炎症など、肌への効能が抜群なのはもちろんですが、大きな特徴である香り。
「石油臭い」と表現する方もいらっしゃいますが、入れば入るほどに「よそでは味わえないリラックス効果のある香り」に印象が変わってきます。
この世界に2か所しかないレアな温泉は、アトピーっ子の体のこわばりを、時間をかけて、確実にやわらかくしてくれているようです。
長期滞在の価値はある
3回目の湯治で17泊してみて「長期の湯治は、回復のレベルが違う」ということが分かりました(もちろん個人差はあるでしょうが)。
ずーっと停滞していたのが、ある日グッとよくなったという例もあるそうなので、そういう方は特に長期滞在の効果を味わえると思います。
格安の宿泊施設もあり、今回の私たちのように、長期滞在することも可能です。
でも、もっと…と感じた場合、湯治移住という選択肢が頭に浮かびます。
夢想は簡単でも、現実的に考えると、お仕事や学校、家族関係など環境を激変させることにもなりますから、ハードルが高く感じられますが。
実際に、移住されている方たちが豊富にはたくさんいらっしゃいます。
アトピーに負担のかかる環境に住むよりも、多少不便があっても、元気に過ごせる場所があるなら、そこを選んで住んでもいいんですよね。私たちはどこに住もうと自由なのだから。
豊富の環境と温泉は、私たちをこんなに快適にしてくれるのだから、レジャー(治療でもあるのだけど)としてではなく、日常にできたら、どうなるだろう?
実験してみたくて、ウズウズします(*^^*)
実現できるかは、ご縁ですね。
【関連記事】豊富町での暮らしについて、実際住んでいる方たちに聞いてみたお話はこちら。
アトピー子育ては、さまざま情報がありますが、何を大切にしたいかは人それぞれでいいのです。周りの言葉に振り回されやすい状況であればあるほど、自分を大切にしてくださいね。
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