子どものアトピー「私のせい?」私が自分責めから抜けたきっかけ

息子のアトピーと闘っていた頃、息子が痒がってたら「私が何とかしなきゃ」と思っていました。

なぜそう思っていたのかと大本を辿っていくと…辿り着いたのは奥底にあった「私のせいで、この子がアトピーになってしまった」という罪悪感。

罪悪感から、アトピーを悪者に

「お母さんが妊娠中に…」

医師や身内に言われることも多く、自分でもそう感じているから、繰り返し傷つき、いつの間にか自分で思っている以上に傷が深〜くなっていたのです。

自分を責めているから苦しくなり「何とかしなきゃ」とどんどん追い立てられて焦り、不安ループへ。

私の中でアトピーはどんどん悪者になっていき、私は被害者になってしまっていました。

もしかしたら、この子は自分でこの体を選んできたのかもしれない

だけど、そんなふうに思わなくてもいいのかもしれない。

「しあわせになれる自作自演モデル」を提唱していらっしゃる親子関係コーディネーター大西りつ子さんとたくさんお話しているうちに、息子が赤ちゃんの頃から意思の強い子だったことを思い出しました。

無意識に自分たちを被害者にして、必要以上に「弱き者」にしてしまっていたことに気付きました。

あれ? この子は、そんなに弱くてかわいそうな子? そんなことないのでは。

息子は、あえて自分でこの体を選んで生まれてきて、この子なりに、この体で生きていく力がある子なのでは。

だったら、私が何とかしなきゃと躍起になるのは、もしかしたら余計なお世話だったり?

だって、この子には乗り越えられる力があるんだもの。

アトピーと私たちの立ち位置を逆転してみたら

アトピーが治らないから、いろいろ制限が加わる。できないことが多い…と思っていたけれど。

息子も、私も、周りの人たちも、息子のアトピーを通して、体のこと、社会のこと、生き方、たくさん考えられることがあるんじゃないか。

息子は、ほかの子とは違う道を選んでいるけれど、その道も尊重される社会になりつつある。

もちろん、まだマイノリティーで、生きづらい場面も出てくるだろう。

でも、アトピーであることを受け入れ、経験を生かす生き方も、もしかしたら「あり」なんじゃないかな。

「アトピーっ子は勇者」と位置づけられたら、私たちは会話が増えました。

自分責めをやめた後の変化

息子が痒くても慌てず冷静に、時には笑いながら声をかけることができるようになりました。

息子の肌チェックはやめて、息子の肌に対する自分の感情や考えていることを観察するようになりました。

息子は肌の状態や考えていることを教えてくれるようになりました。

アトピーは衣食住全てに関わるから、暮らし自体がそのまま息子に必要な学びになっているなぁと感じます。

息子の学び

学校に行かない選択をした息子ですが、学校では学べない智慧を、学校外で自分で学ぶほうが自分に合っていると思ったのかもしれません。

おかげで私も一緒に日々学ばせてもらっています。

例えば、自分仕様のウスターソースを作る!と思う小学生がどのぐらいいるでしょう。

まず「自分仕様のウスターソース」なんて、マルチアレルギーっ子じゃない限り考えないと思います。圧倒的マイノリティーだから、学校でも難しいだろうな。

息子が漫画「クッキングパパ」を読んで「アレルゲンを使わずに、おれ仕様で作りたい」と取り組んだウスターソース作りは、複数回行われました。

(ウスターソースの作り方が載っているのは、こちらの102巻。こした後の残り滓でカレーの素を作るレシピもあり、それも毎回作りました。うえやまとち先生に感謝!)

アトピーだからこその財産というか、才能というか。目線。経験。

それは決して弱みではなく、生かされるものだと思うのです。

標準治療もしたことがあります。息子の場合は、肌だけの問題ではないと思いました。それぞれに合った治療法があると思っています。

私も、息子仕様のチョコとか、学校とのお付き合いとか、服の選びかたとか、いろいろな場面で視野を広げてもらっているので。

アトピーも、アレルギーも、私たちの売りをつくってくれていると思うようになりました。

「できない」に目を向けていると、落ち込みやすいけど。

「小さくてもできること」がないか、探し始めると意外とあるものですよ(*^^*)

親が頑張らなくても、ゆるっと構えていれば、子どもも興味があることを自分で拾ってくるから大丈夫です。

関連記事】ワクワク暮らすことが仕事にも学びにもなる「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」という生き方。アトピー子育てにも遊暮働学を取り入れると楽になるなぁと実感しています。

食べ物のこと。

お掃除やお洗濯のこと。

病院や学校のこと。

家族のこと。

「これでいいのかな…」としんどくなりがちなアトピー子育て。

その不安の根っこが、少しでもやわらぐように。

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