子どもの頃、引っ越しするたびに、じいちゃんが鮮やかな手つきで襖(ふすま)や障子を張り替えてくれるのを見ていました。
湯の花荘で、この襖を見たら、じいちゃんを思い出しました。

襖にできる茶色いシミは
- 湿度が高すぎ(カビ)
- アクが出た
- 糊が多すぎ
という原因が考えられるそうですが、これは「ストーブの熱でできたんだろうね」と夫が推察。
いずれにせよ、これは張り替えたい。
子どもの頃に見た記憶だけでは無理なので、襖の張り替えについて、勉強を始めました。
まずは検索!
張り替える手順やコツ、使う道具などを知りたかったので、襖の張り替えについて検索しました。
襖にも種類があること、枠を外すものと外さないものがあることなど、文章と写真の情報で分かってきました。
ある程度分かってから、YouTube先生に頼ることに。
数ある動画の中から、私が選んだのは、故郷・岩手の前田畳店さんのチャンネル。
「誰にでも、張り替えできる」と心強いお言葉。
作業全体の流れはもちろん、引き手の外し方や、襖紙のカットのしかたなど、詳細説明も、何本も拝見し、必要な道具を用意(購入したのは、襖紙と障子用の糊だけ)。
さぁ、やるぞ!
①引き手を外す
襖を外して、寝かせて置いて。
引き手を外すために、金づちとマイナスドライバー、ラジオペンチをスタンバイ。
引き手のふちにマイナスドライバーを差し込んで、金づちでたたくと、引き手を押さえている小さな釘が出てくるというのだけど…

何やってるの⁉(・_・;)

だって、前田さんが、こうしたら釘が出てくるっていうんだもん。
夫に心配されながらたたいていくと、釘の頭が出てきて、ラジオペンチで抜くことができました。
ありがとう、前田さん。

②古い紙をはがす
引き手を外し、その下を見ると、この襖は2枚重ね張りしてあることが分かりました。
この上に重ね張りすることも考えましたが、これだけ茶色になっている場合ははがしたほうがいいらしい。
というわけで、カッターをやさしく使いつつ(ベニヤ板を傷めないように)、ビリビリはがし始めました。

結構べったり張り付いている部分もありますが、大丈夫。
前田さんに伝授された「カッターの刃を長く出して、削ぎ切りする」という技を使います。

「80番ぐらいのやすりを使って平らになるようにする」のを忘れましたが(前田さん、ごめんなさい)、削ぎ切りしまくって、できる限りはがしました。
③新しい襖紙を張る
①~②をやる前に、クルクル巻かれていた襖紙を広げ、角に重しを置いて放置していたら、これが正解。
③の段階では、もう全然クルクルしな~い(*^^)v
水で貼るタイプなので、霧吹きを用意し、紙を裏返してひたすらシュッシュ。
前田さんが「襖を上下さかさまにして、立てかけて張るといい」と言っていたのを思い出し、襖を立てると

何やってるの⁉(・_・;)

立てかけた方が、空気が入らなくて、しわにならないんだって。
夫と襖紙の端を合わせ、貼り付け作業。
襖紙のカットは夫がやりたがったので、やらせてあげました。

前田さんはパテベラを沿わせてカッターで切っていたけれど、夫はコテを沿わせてカッターで切ることにしたらしい。

紙が湿ってるからかな、切りづらい(-_-;)

前田さんは、切れなかったらすぐ刃を折りまくれって言ってたよ。
この写真を見ると、刃の当て方もよくなかったのかもしれません。
前田さんが、カッターの先ではなくて、腹で切るって言っていた気がする…。
次回、やってみよう。
切れたら、端を枠の中に入れ込むようにして収めます。
前田さんはつのベラなどを使っていましたが、私はオマケでもらった薄っぺらい三角定規がよさげな感じだったので、これを使って差し込みました。
最後に、引き手部分に放射線状に切れ目を入れて、コンコンコンッと引き手を装着!
枠を綺麗に拭いて…完成!

なかなか襖紙の角が落ち着いてくれなくて、糊を塗り直した部分や、ちょっと破れてしまって補修した箇所もありますが、何とか「初めての襖の張り替え」できました。
前田さんも、ほかの人も
「初めての張り替えは失敗するのが当たり前!」
とおっしゃっていました。
なので、このぐらいできたら大成功かな。
ほかのお部屋の襖も張り替えたいし、全部終わる頃には上達しているかも。
襖の張り替え情報を上げてくださっている皆さん、ありがとうございました(*^^*)
Before

After

じいちゃんには遠く及ばないけれど
子どもの頃に見た、じいちゃんの鮮やかな手さばきには到底及ばないけれど、記憶をなぞるように学んで、作業できて楽しかったです。
張り替え直後に気になった粗は、翌日目立たなくなっていました。
よかった~♪
「場を整える」技を、また一つ増やせそうです(*^^*)

