アトピーっ子と塩~アーユルヴェーダの考え方~

お塩もいろいろありまして、お店に行くとずらーっと棚に並んでいて「どれにしようかな」状態。
いろいろな方から「これがいいよ」とお店には並んでいないお塩を勧められることもありました。

そんな私は20年、主に岩塩を使っています。

アーユルヴェーダの塩に対する考え方

インドの伝統医学・アーユルヴェーダでは、塩味は適量であれば

  • 唾液分泌、消化促進
  • 一緒に摂取されたものを必要なところへ運ぶ
  • 経路の浄化
  • 食物に風味を与える

といった効能がありますが、過剰になると、皮膚、血液、胃腸など火のエネルギーが関わる部分に不調を生じやすくなるといわれます。

塩は温性なので、火のエネルギーを乱しやすい。
でも、岩塩だけは例外。
そんなわけで、アーユルヴェーダクッキングでは当たり前のように岩塩が使われます。

試しに海塩のみ使ってみたら

アーユルヴェーダの知識により、ずーっと岩塩を使っていた我が家ですが、引っ越してみたら、お店に岩塩が見当たらない。

すぐにネット通販に頼ってもよかったのですが、少し実験をしてみることにしました。

海塩を使ってみたら、実際に心身に違いを感じられるだろうか?
とりあえず1袋、海塩を買って使ってみようじゃないか、と。

切り替え始めは、あまり違いが分かりませんでした。
でも、半分以上使った頃、「あれ?」と気付きました。

息子が痒がる頻度が増えているような。

「気のせいかな」
と海塩を使いきるまで様子を見てみましたが、決定打は
「最近、お風呂ですぐのぼせるんだよね」
とお風呂上がりに毎回不機嫌になるようになった息子。

どうやら熱が増えすぎているよう。
これは岩塩に戻したほうがいい、と判断し、素直に岩塩をネットで購入することに。

ちょうど海塩を使い切ったところで届けていただけました。
本当にありがとうございます(*^^*)

岩塩に戻してみたら

岩塩に戻してみたら、息子の痒みも落ち着いてきました。
お風呂ののぼせやすさは、1週間ほどで解消したようです。よかった(*^^*)

すぐに変化が分かるもの、じわじわと分かってくるものがあるので、見極めが難しいアトピー子育て。
今回海塩を1袋使ってみたことで、息子の体の変化に「やっぱり海塩と岩塩は性質が違うんだよ」と教えられました。

「体にいい」といわれるお塩はいろいろあります。
そのほとんどは海塩ですが、「岩塩」という選択肢もあることを知っていただけたら嬉しいです。
ほてり・のぼせや炎症などが気になるようでしたら、ぜひお試しくださいね。

【関連記事】岩塩と同じく、温性ではない油にギーというのもあります。
炎症が気になる方にはオススメですよ。

「体にいい」「アトピーの人にオススメ」な情報はたくさんありますね。
そんな中でアーユルヴェーダの智慧は、ずっと私の羅針盤の一つになってくれています。

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